人間
ある人の妻であったとき、私は私でいられていなかった。
夫を優先。
自分らしさ、自分の考えはどこかに置いて懸命に「良い妻」であろうとした。
自分の精神の居場所であったブログ書きもやめた。
それでいいわけがなかった。
一人でいる今、自分が自分の元に帰ってきて、一緒にいてくれていると思っている。
ほっとしている。
もちろん、喪失は寿命が縮まるほど苦しいし、今でも喪失感には苦しめられているけれど。
夫の顔色をうかがうことなく、遠慮せず、自分の選択を自分のためにできる。
さびしさのあまり、他者を求めているが、今のわたしに必要なことはそちらではないこともわかっている。
「依存しない」これができて初めて、だれかとともに歩むことができるのだ。(経済も生活も自立しているが、心の土台がどうも弱い)
どうやったら依存しないで済むのか、よくわからない。
自立の道の入り口に立っている。
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