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母の退院後日記⑬ 頑張り屋の母

やっと日記が追いついたので
少し落ち着いて書いていけそうです。

昨日は夜中はスヤスヤ寝ていたのだけれど、
明け方5時ころから
かなり咳と痰が苦しそう。

しばらくしたら
落ちつくことも多いので、
ちょっと待って
まだしんどそうなら口の中きれいにしよう。
と思っていたら
私の方が寝てしまい
気が付くと6時半。
まだ咳込みが苦しそう。

慌てて
口の中の掃除と
とろみ水を飲んでもらう。

中々おさまらない。

介護ベッドの振動を止め、
酸素を外し(これでだいぶ喉がかわいてしまうので)
背中をさすり

もう一度
掃除と水

水美味しそう
良かった。

数回繰り返し。

やっと落ち着き、
しばらくするとスヤスヤ。

さあ、私は起きて洗濯。

朝方、疲れたのか
ずっと寝ている。
起きてもらって下着の交換をした方がいいのか
寝てもらったほうがいいのか

結局
12時に起きてもらい、
顔を拭いて
簡単な体操

【手のひらを胸の前よりちょっとだけ高くしてもらい
手のひらコスコス
右手で左の手の甲コスコス
その反対
是の繰り返し。
脚は伸ばせないので
膝を曲げたまま
気持ちユラユラ(ほんの数ミリの動き)】


これだけでも
今の母にはかなりきつそう。
だけど、出来るだけしようね。
って言ったら
しばらくしてくれて。

「ありがとう」
っていつもの感謝の言葉もらえて
ホッ。

今は、テレビ鑑賞。

やっぱり
すんなり
点滴減らして、死を受け入れるのは無理。
医師のいう事は正しいと思う。
でも一つの正しさであって
皆にそれが当てはめるとは限らない。

自分の事は自分が一番よく知ってる。
間違うこともある。
母の事は母にしか分からない。
せめて家族が母の意志を尊重して

いやいや自分の事だって間違うのだから
中々難しいけど
でも
できるだけ
寄り添いたい。

あんなに何でも一人でしていた母が
下着の交換や
お風呂とかしてもらってる姿見ると
これでいいのかなあ
なんて気持ちが揺れ動きはするけれど

頑張り屋の母
負けん気の強い母
何くそ精神の母

まだ負けたくないよね。

いっしょに頑張ろう!

*写真は5年くらい前の旅行での母

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