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お役に立てたら嬉しいけど

自転車置き場兼、通路になってる路地。
私は前のゆっくり歩く人の後ろを歩く。
向かいから自転車を引いている人が、前の人とすれ違うために道を譲った。でも、前を歩く人は進まず止まってしまった。
お互いどうぞどうぞという感じ。
私も止まる。
自転車の人が根負けして
「ではお先に」
とすれ違っていった。

しかし、今度は前の人が私の方を向いて先に行ってほしい様子を示した。「え?」その時に気がついた。
白い杖を持ってる。

この人にとっては、私が後ろにいるより、気兼ねなくゆっくり歩きたいのかも?と思った。
「では、抜かしますね。」
「ありがとう。抜かしました。」
と前から伝えたら、頷いてくれた。
さらに
「この先も両側に自転車があるから気をつけてくださいね。ては失礼します」 と言って進んだら
「ありがとう」のような言葉を返してくれた。

いま私は、自転車が置いてあるところだけでも、一緒に誘導すれば良かったかな?と思う。
そうしましょうかと提案して、不要なら先に行けば良かった。

きっと正解なんてない。
だから、聴いてあげて、できることをお手伝いすればよかったんだ。
今度、こんなことがあったら、そうしてみよう。

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