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伝えたい想い 

3月は20日は地下鉄サリン事件が起こって29年目だとか。
1995年3月20日、朝方だったか大変な事件が起こったというニュースが脳裏をよぎる。

でも、当時の私はその事件の悲惨さよりも、事件を避けたという方の手記が鮮やかに蘇ってくる。
事件後・・・確か、婦人公論だったと思う。
その記事の内容は次のようなものだった。

その方は、いつもの時間のいつもの車両に乗っていた。
いつも 同じ人が同じ駅から乗ってくる
周囲を見渡してもいつもと同じ顔触れの人。

ところがその日は違った。
いつもとは違う人が乗ってきて ドア付近に立っていた。
なんとなく胸騒ぎがしたので 車両を変えた。
そしたら、大変なことが起こったのだ・・・・

そのような内容だったと思う。

その記事を読んだとき、体が震えた。

いつもと違う小さな変化に気づくこと 
自分の直感を信じること
それが 自分の命を守る事にもつながるんだ・・・

以後 私はことあるたびに 
「当たり前の日常の中の小さな変化に気づくこと」
の大切さを生徒たちに伝えてきた。

隣の人の顔色、声のトーン、何気ない仕草、
そして、なんとなく感じるオーラ
人だけではない、小さなゴミが落ちている
昨日はなかった傷がついている
いつもと違う臭いがする
食べ物だってそうだ
いつもと違う感触、味、臭い

人間が本来持っている
五感を研ぎ澄ます 

目に見えるもの、目に見えないもの
肌で感じる直感や違和感を大切にしていきたい

3月20日のニュースを見ながら
ふと、そんなことを思い出した

目を通してくださった方
ありがとうございます


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