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【韓国留学】バナナ半分が朝食という世界観

留学生活2日目。
他国から来た留学生たちの食生活が衝撃的すぎて、コンビニのアジョッシの接客の緩さも、韓国ナイズされた甘すぎるドリンクへの驚きも霞んでしまった。

私のルームメイトはボスニアヘルツェゴビナ出身。英語の訛りがほとんどなくて聞き取りやすいし、とても親切だ。私のつたない英語も黙って聞いてくれる。本当にありがたい。

彼女は現在オーストリアの大学に通っているようで、部屋割りが抽選のイデで奇跡的に隣の部屋に同じ大学に通う、オーストリア出身の友人がいる。その子のルームメイトであるイギリス人の子は赤と緑のツートーンのヘアカラーがとても似合っていた。すごい。私がやったらピエロみたいになる。

皆フレンドリーでめちゃくちゃ優しかったので、昨日知り合ったばかりの私もイデ周辺の散策に誘ってくれた。

その時話題になったのが「夕食食べるか食べないか論争」だった。
事の発端はイギリス人の子の「ディナー食べに行かない?」という一言。

※以下、紛らわしいので国名で発言者を表しています。

ボスニア「私ディナーは食べないの。ランチはいつも15時から16時くらいに食べるし」
オーストリア「私もディナーは簡単なものしか食べないよ。ヨーグルトとか何もつけてない食パンとか」
ボスニア「わかる。ボスニアで夕食を食べる人はほぼいないと思う(!)」

それを受けてのイギリス「まじで!?仕事とか学校終わった後はたくさん食べなきゃじゃん。フレンチフライとかスコッチエッグとか」(母国愛を感じるラインナップ。彼女は街でポテトを見るたびに喜んでた。)

私もこれに同意した結果、ディナー食べない派と食べる派にぷっつりと別れてしまったのだ。

論争はさらに続いた。
ボスニア「まあ夜に出かけてお腹すいたら食べる時もあるよ。サンドイッチとか」
イギリス「サンドイッチ!?ケバブ食べなきゃでしょケバブ!!朝まで持たないじゃん」

ボスニア「朝もそんなに食べないんだよね。バナナ一本とかでいい。前に食欲ない時はバナナ半分しか食べれないこともある」(一応おさらいしておくと、彼女のランチは16時には終わっています)
イギリス「いや、10本の間違いでしょ!」(光の速さでのツッコミ)
オーストリア「わかる。私もフルーツ食べる。さすがにそんなに少なくはないけど」
ボスニア「でも朝食いっぱい食べる時もあるよ」
オーストリア「いっぱい?バナナ一本とか(笑)?」
イギリス「それなら認める」
ボスニア(スクランブルエッグとベーコンとパンが載ったプレートを見せる)
皆「多いのかそれ…」

ちなみにオーストリアに関してはランチにボリュームのある肉料理を食べることが多いらしくて、それなりに納得している。けど、ボスニアに関しては基礎栄養素取れているのか心配な位少なくてびっくりしてしまった。食文化はトルコに似ているらしいんだけど…トルコはしっかり食べてるじゃん。そんなに小食なイメージはない。同じヨーロッパといえど食文化ってこんなに違うんだなと実感した一時だった。

あとツッコミがキレキレのイギリス出身の子、強めのブリティッシュアクセントで淡々とまくしたててくるもんだから、私は終始笑いが止まらなかった。中盤からは熱弁するあまりイスに肘ぶつけてたのも面白すぎたし。

最終的にはディナーを食べる私とイギリスの子だけがコンビニでご飯を買い、他の2人はお菓子を買うことでディナー論争は終結したのだった。
でもボスニアの子が帰り際「韓国には美味しそうがいっぱいあるからディナーも食べてみたい」などど言っていた。私もその方が助かるので、現在韓国料理の魅力を必死にアピールしている。

*おまけ
通りすがりに見た反対向きの看板が気になって仕方なかったのだけど、検索してみたらそういうコンセプトらしい。


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