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TL漫画にいる「頭空っぽそうな選ばれない」女たち

人が好きかもしれないと最近気づいた。
女の子ならなおさら好き。
自分は自分だけが特別だとは思わないし、日常の中で考えるあれこれを自分だけの感情だとも思わない。
薄っぺらく生きてみえる子がいたとしても、その子もきっと色んなこと考えて生きてて、、、

TL漫画でよくあるシュチュエーションの1つで、飲み会で女性陣から狙われるイケメン、隅っこで楽しくなさそうにしてる顔が可愛い女の子、、
イケメンはその子が気になってきて、、というのをよく見る。

私はこのシーンで「うるさい、頭空っぽそうなその他の女たち」とイケメンに片付けられてしまう女の子たちを気にかけてしまう。

彼女たちはいつも飲み会で「うるさい、頭空っぽそう」ポジションにいる。
でもそれは多分、ただ馬鹿だからじゃなくて
「自分がそのポジションに回るべきルックス」だと自覚しているからじゃないかと、つまり自分は隅っこで楽しくなさそうにお酒を飲むだけでは誰にも相手にされない、誰の役にも立たないということを自覚したり引け目に感じたりしているからじゃないのかなと思う。
隅っこで黙っている「あの子」には価値があるけれど、自分が同じことをしても価値がない。
だからこそ盛り上げ役に回ったりするのかなと思う。

私はあまり飲み会に参加しないし合コンにも行ったことがないから、これがあの女の子たちの本音かどうか分からない。
けど、もしもそうだとしたら可愛すぎる。抱きしめてあげたいし、その子の価値をわかってあげたいと思う。

これと同じようなことを考えさせられるYouTubeのとあるショート動画のコメント
「ブスほどデカい声で喋るよな」
つまり「ブスほどうるさい」という意味だ。
コメント欄でブス呼ばわりされてるこの子は、
もしかしたら今までの人生で大きな声で喋らないと誰にも気づかれなかったのかもしれない

自分が放った些細な言葉にも敏感に反応してくれる相手がいること、自分の行動で一喜一憂する人たちがいること、小さな声で囁いた自分にわざわざ屈んで「なんて言った⁇」と気にしてくれる人がいること、、、
こんな人生とは無関係だった子が、一心に誰かの視界に入りたくて見つけた手段だったかもしれないのに、と思ってしまった。
みんなの考えてることなんて正解は分からない。
でも、少し苦手な子でもこういう理由があるのかもとかこの行動の裏には…とか色々考えるうちに
出会うすべての人を嫌いになれなくなっていく。
嫌いになれなくなるどころかみんなの事を大好きになってしまうけど、それでいいんだと思えている。


思考せずに決めつけることが出来る言葉が嫌いだし、変えざるを得なかったキャラや振る舞いを心を見ずに否定したくもない。
「女の子はみんな可愛い」って言葉をみんなは嘘だと思うかもしれない。
でも、私は本気でみんなを可愛いと思ってるから、ブスとか誰に対しても思ったことないから!
全人類のこと愛したいし、全人類幸せになってほしいと思う。
でも全人類幸せになるなんて本人次第なところもあるから、だからせめて、全人類傷つくな。


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