「君たちはどう生きるか」を観た感想
ご覧いただきありがとうございます。
こんにちは!
Yu(ゆう)です。
本日、スタジオジブリ長編最新作「君たちはどう生きるか」を観てきました。
宮﨑駿さんが約10年ぶりに原作・脚本・監督を務める作品です。
今回は、映画の内容には触れずに、私の個人的な感想を綴らせていただきます。
観賞後の感情をこの場へ綴ることで、作品と向き合う時間を作りたいと思います。
知っているはず、で知らない世界
今回の作品では、私たちが生きている上で出会う様々な出来事が描かれていました。
私たちも必ず経験したこと、これから経験するであろうこと、が一つひとつ。
実際に経験したことでも、今は記憶にないもの、時間の経過により記憶から抜け落ちかけているものが、思い起こされるような感覚でした。
今となっては記憶を辿ることもできないけれど、確実に経験した出来事に思いを馳せ、心の奥深いところで感覚的には知っている気がするような、知っているはずだと心が反応しているような、言葉で表現することが難しいですが、そんな感覚があり、自分自身と意識とが切り離されていくように感じました。
知っているはずで知らない世界に巡り合い、引き込まれるような物語でした。
自分として、自分を通して、この世界を生きる
私がこの作品から受け取ったもの。
今日をどのように生きて、どのような未来を描くかは自分次第。
何をするもよい。人生はその人のもの。
ただ、今この瞬間があるのは先人たちが繋いでくれたから。
今を生きる者は、また明日へ繋ぐことができる。
つまり、私たちは明日へ繋ぐことができる。
では今、私たちは脈々と受け継がれてきたこの世界で、自分の人生をどのように生きるのか。答えはなく、にも関わらず、正解を偽る情報が飛び交うなか、一日一日何を選択し、どのように生きるのか。
生きるには、そのことに真正面から向き合い、どうにか歩んでいく勇気が必要。
勇気とは、自分として、自分を通してこの世界と触れ、いつのときもよく考えること、
ちっぽけなりにも頭を動かし続けること、ただただより良く精一杯考えること、と。
それでは、あなたは今をどのように生きますか、と。
言葉と音楽
私は、本や映像作品が好きで、様々な構成要素のなかでも特に、言葉と音楽に心を惹かれます。
絵のタッチや画角、心情・風景描写、音、ストーリー、エンタメなど、たくさんの要素がありますが、私は、どの作品においても言葉と音楽に心が大きく動かされます。
言葉とは、単語や文章そのものに加えて、登場人物の掛け合いや間も含めて、それらが生み出す世界観にいずれの作品も自然と注目してしまいます。
音楽とは、歌詞の有無に関係なく、音の種類に関係なく、いくつかの音が連なり旋律と成して、言葉と同じように心情や雰囲気を伝えてくれるようなシーンに大きく心が動きます。
人それぞれに心を惹かれる部分があると思いますが、今回の作品では、音楽が心情や雰囲気を表現している場面がたくさんあり、音からストーリーを体感できたり、想像でき、スタジオジブリ作品として、そして映像作品として心から楽しむことができました。
スタジオジブリ作品を映画館で観る楽しさ
今回、久しぶりに映画館でスタジオジブリ作品を観賞しました。
「崖の上のポニョ」を映画館で観た以来です。
そんななか、今日映画館でスタジオジブリ作品を観て感じたこと。
それは、とても引き込まれるということ。
環境が素晴らしいため集中するのか、作品を観たい人が集まっているため温かい雰囲気に心地よく感じているのか、作品に心から魅了され意識が引き留められているのか、
作品が始まるといつの間にか引き込まれ、最後に照明が点いて少し経ってようやくふわっとするような感覚になりました。
映画館でこその臨場感を存分に楽しむことができました。
今回、「君たちはどう生きるか」という作品を、映画館へ観にいくことができて、また一つ心が豊かになれた気がします。
今回は、この場へ感想を綴ることで、作品と向き合う時間を作らせていただきました。
個人的な感想である点をご了承いただけますと幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
Yu
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