越路 隆之

役者をやっています。 オフィス・ルード所属。

越路 隆之

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最近の記事

だからどうした

帰って来い 帰って来い 帰って来い おまえ何にも分かってねえじゃねえか!! おまえ何にも分かってねえだろ! おまえ何にも分かってねえじゃねえか!!!! ただ愕然とす、 枯れ木に葉が一枚ひらひらと舞う

    • 不意な思いによせて

      私の心の奥の奥、 そこにある箱の中、 そっと閉じ込めてある私の秘密、 どうかあなたに暴いて欲しい

      • 「そして」と言おう

        「ペイン」 死ぬまで唱え続けてやろうか 痛みを与えて、痛みを受けて 生きている限りそれが続くんだ ならば終わりまで彩ってやろう 踏み出すと草原だった 景色と音、目を閉じれば胸の鼓動を感じる これが世界だ!これが現実だ! 正真正銘、混じり気無しの! 歩き始めれば草を踏みしめて音が鳴る 自分は今、自分の意志で歩いているんだと 自分で決めた、自分の道を ならいいんだ、それで 透き通った水が汚れて海へ還って行く

        • あのとき

          旅行で家族で食べに行った 想い出が錯綜して 果たしてどこまで正しく記憶されいるのか 大まかでいいんだ、そんなものは 行った事実があればいい ただ、 楽しかったのか、つまらなかったのか 当時の自分に聞いてみよう

        だからどうした

          ハイテンション・ブギー

          真っ黒に闇が、 真っ赤に血が、 真っ青に空が、 真っ白に灰が、 「助けて」と慟哭が聞こえた時点で 頭が破裂して、 「八つ裂きだ」と叫びが聞こえた時点では もうそこには何もなくただ血の海が 哀切に胸が張り裂けて、 涙が止まらないんだそうだ 邪魔だから置いていこう 「僕には何もないんだ」 ランプの明かりのもと頭を垂れている しょうがないから抱き締めてやれ 外では嵐が止まずに 平穏なんて遠い昔に思えて 優しさなんて得られずして人生を終える 微笑みを得られればハッピーエンド

          ハイテンション・ブギー

          石油王

          手に入れては失って、 手に入れては失って、 それを延々と繰り返し そして、破滅する 一体何が欲しかったのか 「アイム フィニッシュ」なんて 真っ黒に染まり切れ、哀切

          舞台に出ます

          9月中旬に舞台に出ます。 よろしくお願い致します。 幾何学おばけ第3回公演 『微睡』 脚本/演出:パキケファロ長崎 ■あらすじ 「ある目的」のために、廃墟とも見紛う山中の屋敷に集まった面々。 互いのことを何も知らないまま出会った彼等は、手始めに錠剤を飲みこんだ。 効果が出るまでの一時間。各々の過去が語られる。 何かを忘れたまま。 ■出演 紙谷宥志 内柴楓 中村有来(EARLY WING) 越路隆之 水落涼太郎(劇団maKuaKi) 岸鮫子 日和しい(幾何学おばけ)

          舞台に出ます

          弁当が美味い!

          「だらしねえなあ、怠るからだろ!」 「うるせえなあ、予定通り進んではいたんだよ」 「邪魔なんだよ、お前」 「無視できないくせに」 「いなくて構わないけど、本当に」 ショックを受けて十年間寝込むなんてことも考えた しかし無駄だ、日常がおもしろい、変化は絶え間ない 新しい出会いをやり過ごすことは出来ない 「反省するなんて言ったら、お金くれる?」 「そんなことに払う価値なんて、ある訳ねえだろボケ」 今日は土砂降りだが、明日は晴れるんだそうだ、 雲一つない空、気持ちを切り替えよ

          弁当が美味い!

          未来が待っている

          「もう行っちゃうの?」 「・・・しょうがないでしょ」 「行かないで!お願いだから!」 子供のように抑制できずにいる 過ごして来た時間が邪魔をしてまともな判断がきかない 抱き締め合ったところで無駄に哀しみが増すだけだ 始めなければ良かったと、 始まらなければ良かったと、 「会えて嬉しかったの、 一緒に過ごしていた時間が幸せで心地良かったの」 「・・・、なら忘れないで」 「・・・・・・・・」 「私も忘れないから」 思いもかけないことに翻弄されて、 全てが無秩序に転がってい

          未来が待っている

          終わりがあるから

          点滅を繰り返す 色とりどりに煌びやかにおぞましく 欲しい欲しいって 千年生きれるとして喰わなきゃ死ぬとなれば そんな人生誰が望むんだよ 誰かが心の底から叫んでいる声がする 「私はあなたを愛している」 「私はあなたを愛している」 落下して浮遊している まわり全体を見渡せば 心なしか落ち着けるような 諦めなければ辿り着けるだろう 有史以来の理想郷という 地獄の世界 「私はあなたを愛している」 点滅を繰り返す 色とりどりに煌びやかにおぞましく

          終わりがあるから

          どうしてもっていう

          少年が林の中、 鳥の鳴き声が聞こえる 「始まる、、、」 予感と共に開始されるその物語は 出会いと別れを繰り返し、 絶望の淵に立たされながらも いつしか少年を大きく成長させる 未来 簡単にはいかぬ物語 冒険が用意されている 挑戦は自分の意思次第 練度を熟達させれば 後は思いのままの 涙を流して、 「良かった」と微笑む

          どうしてもっていう

          Now on time

          過去が見ている 後悔があとを絶たない 寝そべって見上げた 空が落ちてくる 頭を掻きむしっても 振りほどけない 深夜の静寂に包まれた街で 途方に暮れる 欲しいものは これじゃないあれじゃないと 自分がどこへ向かおうとしているか 分からない 懺悔しろ、許してもらえと 説教がやかましい 愛くるしいほどの歪みが 道を連ねて 混沌が進化をやめずに 今を生きている

          ジャンピング 20✕✕

          ビルの屋上からジャンプだ! 決して死ぬためにではなく 望みをかけての 一望できる景色がどこまでも広がって 頭上を見上げれば果ては無い 原子レベルで見定めれば 世界と自分の隔たりなんてたかが知れている 纏わりついているものを解き放つ このまま降り付くまでには 重力を操る術さえも容易く閃くだろうさ そして、 重力と時間が密接してるというなら 「あなたの心へ一番乗りぃーーっ!!」 たかが世界なんて思いのままだ

          ジャンピング 20✕✕

          やるせないってことはない

          「土下座しろ」 断固として断る、 何故ならそうするべき理由など何もないからだ 俺の頭はそんなに軽くない 地上半径15kmに渡って視野を広げる 空からの衛星も使えばバッチリだ そして進む 身の内の恐怖を味わって 繰り返されていくのは、 「ギブアンドテイク」 靴ひもが瞬間ちぎれてしまったが、 構わず歩き続ける 初体験は限りない 終わるときは、 「まだ早過ぎる!!」 と抗議してやろう

          やるせないってことはない

          tea time

          「後悔しないように」 余計なお世話ですよ 「天気が気持ちいいですね」 今はコーヒーを飲むことに忙しくしているんだ 邪魔しないで貰いたいね 飲み終えたら、やりたいことがある 誰にも言えない内緒のこと それをやり終えたら あなたの言うこと 何でも聞きますよ

          murder

          少年を犯し殺す映画だった おまけに冒頭に「事実に基づいた物語」なんて 銘打っていやがって、 吐き気がしてトイレに駆け込もうとしたら、 ドアが開かない、 なんで!?なんで!?なんてやってる内に 映像がフラッシュバックして込み上げたものをドアに吐き掛けてしまった つい最近見た動画、それは4年前のもので、 ユーラシア大陸を横断し終えたユーチューバーが 「一番優しかった国、第一位はロシアです!!」 なんて言っていて、マジで!?って もう分からないことが多過ぎる、 なんて途方に暮れ