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手術入院2 本番!

というわけで手術本番です
申し送り終わったので、やっと意地悪看護師さんとお別れ…もう担当で、きませんように…

オムツ履いて、HCU持ち込みカバンは看護師さんが持ってくださりました

優しい人だったのでなんか和ませながら、母と妹が来てると聞いて走り回ってくれたりしながら、若干テンパって母と妹は間違えて一度別のところ連れて行かれたらしいですが、

てんやわんやして母と妹に会いました

行ってきますを伝え、2人と握手して手術に

また例の如く、処置台(処刑台、まな板)には自分で上がります

すぐ術衣剥がれます
寒いです
たくさん心電図とかの管やらなんやら貼って行かれたところでK先生登場
肩をポンポン叩いて「がんばろね」と
はい、と答えて先生はまた颯爽とどこかへ

「ちょっとちくっとしますよ〜」と言われて10秒位?で意識がなくなりました

次に目を開けたらなんか大変でした
(起きると言う感覚ではない、気づいたらって感じ)

ベッドサイドにたくさん人がいる
口にはカポッてドラマでよく見るやつがはまってる
管や線が繋がってる
なんか動けない
風邪ひいたみたいに喉が痛い
(挿管されてたから)

妹がいて、目があってすぐ「お母さんと交代するわ」というので「え、別にいいよ」となぜか断った
母か妹が「頑張ったね」と言ってくれたのに「私は何もしてない」と言っていたらしい
覚えがないです
これも全身麻酔のせん妄ですかね…

めっちゃ「寒い」と言ったらしくすごくあたためてもらいました(7月末)

K先生も来てくださり「よくがんばったね」といってくださりました

ここからが地獄であり天使との出会いです

ここからの地獄は予習済みです

なぜか

入院のお供に星野源の
「よみがえる変態」
を持ち込みちゃんと前日読んでいました
(なんでやねん、それでちょっと怖くなったのです)

全くその通りでした
ちょっと自分の症状か読んだ内容か混乱するくらい、その通りです

源さんはICUに何日か居たようですが
私は未破裂なのでHCUに1日だけです

でも症状は、予習通りでした

頭痛い
⭐︎痛み止めの注射(源さんは坐薬)
寒い⇄暑い
⭐︎吐く
咳出る
苦しい
⭐︎水飲む
腰痛い
⭐︎寝返りうちたい
動けない
息苦しい

このうち⭐︎は全部ナースコールしないと自分でできません。

このループです。

そして周りの音がすごい
みんな機械に繋がれてますからその機械が鳴っています

遠くからおじさんの声がして「携帯を返して」と言い続けています

(持ち込み不可なので、あるはずがないんです)
根気よく聞いてあげている看護師さんの声がします

え、いいなら私もスマホしたい

いやいやそれより腰痛い

あかん頭痛い

無理、吐いてまう

また携帯いうてはる

腰痛い

今何時?

眠い

携帯はないって

痛い

腰痛い

今何時?

吐く

頭痛い

という感じでした
目が覚めると痛かったり吐いたりでした


驚きだったのがその日の夜勤の大天使看護師さん、ナースコールを握らせてくださり、「何かあったらすぐ言ってね」と言ってくださってたんです。

それが大体押す前には近くに来てくれてて押すともういらっしゃる
「大丈夫ですか?今◯時ですよ。頭痛い?」という感じの対応をしてくださるんですね。

プロというか、仕事を超越した何かを感じました。白衣の天使ってこういう人を言うんだろうなと…。感動でした。

昨日との落差…

時間は結構気になりました。
どれくらい経ったんだろう
いつまでこうしてるんだろうというのが辛いんです

スマホもタブレットも時計もないですから

体は右か左か上を向いて動かせない

ただ、しんどい、つらい
出るものがないのに吐き気がするし
手術終わったはずなのに頭痛がする
終わったはずなのに苦しい

痛み止め打っていただいたり
(坐薬嫌よねー、とお気遣いの上)
吐いたら拭いていただいたり
腰をさすってくださったり
水を飲ませてくださったり
本当にすごいタイミングで手当をしてくださりました

いつこれ終わるんだろう
そんな長い夜でしたが、大天使看護師さんのおかげでなんとか過ごせました

朝、ベッドのままMRIに連れて行かれて
運び込まれ、MRIをとられ
異常なしと確認

導尿カテーテルを外し清拭
(新人さんだったみたいで外すの激痛でしたしお湯ぶっかけられました。それが熱くて、動揺が酷く、一気に目が覚めました)

大天使看護師さんがきてテレビを設置
「内緒よ〜」と言いながらテレビを見せてくださいました
特に面白くない、どっかの旅行情報をお伝えしてる情報バラエティがすごく「私、生きてるんだ」と感じました
あと新しいハーゲンダッツのCMみて退院したら食べよう!と思いました
生きる希望みたいな、なんかそう言う感じでした

一度車椅子でトイレに連れて行っていただき

そのあと昼食がきて食べて(普通食)

部屋の用意ができたと言われ
通常の部屋に戻りました

ロッカーから荷物を取って
また荷物の搬入作業をし
通常室での生活が始まります

これまでと違うのは
電源につながれた点滴
(トイレに行く時などは外すのでアラームが鳴る笑)
心臓に繋がれポーチに持たされた心電図がついていることです

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