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私の尊敬する写真家、前田真三さんについて語る

みなさんは、前田真三さんという写真家の方をご存知でしょうか?

とても有名な方ですので、写真が好きな方はご存知かもしれませんね。

前田真三さんは1998年に亡くなられていますが、お孫さんの前田景さんが、前田真三さんの作品をInstagramにアップして下さっています。

前田真三さんは、フィルム時代の風景写真家で、シンプルで洗練された構図と色合いが特徴的な作風の方です。

どの作品も美しく、非常にシンプルでありながら繊細で、観る人を惹きつける力を持っています。

みなさんは、フィルム写真というとどんな雰囲気の写真を思い浮かべるでしょうか?

コントラストが低く、青みがかっていてふんわりとした雰囲気の写真を思い浮かべませんか?(いわゆる“エモい”写真ですね!)

フィルム時代、一般に流通していたフィルム写真は、確かにふんわりとして青みがかった仕上がりになっていました。

しかし、実はフィルム写真というのは、きちんとした機材と撮影技術、そしてプンリトの技術さえあれば、現代の高性能なカメラと同じくらい(もしくはそれ以上)の高画質を実現するポテンシャルがあるのです!

なぜ、こんな話をするのかと言うと、前田真三さんは、まさにフィルム写真のポテンシャルを最大限に発揮した方だから!

一般的に使用されるフィルム写真のフィルムは
、切手くらいの幅の帯がクルクルと巻かれていますよね。

しかし、前田真三さんが使用していたフィルムはなんとハガキほどの大きさでした。

通常、大きなフィルムを使用して写真を撮る理由は、写真を引き伸ばして大きくしたときに画質が荒くなる事を防ぐためです。

つまり、ちいさなフィルムで撮った写真を引き伸ばして大きくすると、画質が荒くなってしまうため、フィルム自体を大きくするという事ですね。

(ちょっとわかりにくい話かもしれませんが、iPhoneで撮った写真を指で拡大してトリミングすると、画質が荒くなって水彩画のようになってしまいますよね?あの現象と似ています!)

しかし、前田真三さんは大きなフィルムを使っているにも関わらず、作品自体は比較的小さく印刷していました。

大きなフィルムを使用して、小さな作品を作ると、非常に高画質な写真が出来上がります。

私は前田真三さんの写真を生で観たことがあります。

その中に川を撮った写真があるのですが、水の流れの一筋一筋が鮮明に印刷されていて、写真なのに川のせせらぎが聞こえて来そうでした。

これを観たときは本当に感動したなぁ...。

前田真三さんの作品はどの作品も美しく、素晴らしいので、機会があれば是非直接作品を観に行って頂きたいです!

関東だと「夕やけ小やけふれあいの里」で作品を観ることができます。

最後までお読み頂きありがとうございました!

美しい芸術に触れると、心が洗われますよね☺️

皆さんはどんな芸術が好きですか?

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