山門文治さまへのお手紙

春のおとずれを 告げるような
かみなり様が 暴れていたころ

わたしは というと
こっそり しずかにありたくて
溢れかえっている 流れから
すこし離れたところで 
夢みるように まどろみながら
池に ぽちゃん と小石をなげる
あそびを 飽きることなく 
たのしんでおりました。

文治さまが このさきのことを
戦略的に 着々とすすめてゆくべく
布石を打っていらしたころ

わたしは 石で遊んでおりました。
おなじ石でも 使い手によって
こんなにも ちがいがあるものなの
ですね。

わたしが あそんでいた石は
どこかへと 繋がってゆくための
石では ありませんでしたが
いかなくちゃ という想いと 
でも どこへ と 問いかけながらの あそびでもありました。


猫目石は ドロップみたい
かわいいい音で きえてゆく
色で 音はかわるかな
虹色だったら ぱちんと はじけて
池の音に なるのかな

水紋を描く 水のきおくは
どうやったら 取りだすことが
できるかな

そんなふうに あそんでいたとき
ふいに 景色がかわったと思ったら
また、文治さまのつりざおで
現実世界に つりあげられておりました。

まないたのうえの 堀井ちゃん 
擬態できるのであれば このさい 
どんな手を使ってでも まないたに
なっちゃうくらいの勢いで 恥ずかしくて たまりません。


多くのみなさまが ご存じのように
文才など ございません。
変種のいきもので 観察して 楽しむには 多少であれば 価値はあるかも知れません。

それでも わたしであることを
選びつづけてゆこうという 想いは
変えませんと お約束をして
ピックアップしてくださった お心に
報いるとともに、感謝と敬意の気持ちで 拙いことばを紡いで お手紙と
させていただきました。
どうぞ そのご無礼を お許しいただけましたら 倖いです。


益々の ご活躍を こころより
楽しみに致しております。
お身体を たいせつになさってくださることを 心より 願っております。

このような わたしのことを
ささえてくださる noterさまたちに
申し訳なくも 感謝しながら きづかせていただけることの ありがたさを
身にしみながら あるいてゆけますようにと 願っております。 


マガジン追加 
こころより 感謝いたしております。
本当に ありがとうございました。

    三月末   堀井 ねね🍀













 


























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