381: Electric Light Orchestra / Telephone Line

「テレフォン」つながりで、この美しいバラードナンバーを。
エレクトリック・ライト・オーケストラ(ELO)が、1976年にリリースしたアルバム『オーロラの救世主』(UK6位/US5位)の2曲目に収録されたこの曲、翌年シングル・リリースされ、UK8位/US7位のヒットを記録しています。
メロディもハーモニーも美しい曲ですが、この曲を特に印象深いものにしているのは、電話の呼び出し音をモチーフにしたサウンドでしょう。
この音、実際に電話をかけて録音し、その音をモーグ・シンセサイザーで再現するという、当時としてはかなり手間のかかる作業を経て作られています。
こういうマニアックなことを好むのも、中心人物のジェフ・リンが熱狂的なビートルズ・ファンだからでしょう。
それはさておき、当時は「テレフォン」と言えば固定電話(←これも死語?)しかなかったのが、今では24時間肌身離さず携帯することが常識となりました。
便利な時代にはなりましたが、ちょっと趣が失われた感があり、歌のテーマにはなりづらくなったのかも知れません。

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