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1034: Peter Nero / Theme From "Summer Of '42"
「××年の夏」シリーズの親玉は、きっとこの曲です。 1971年の映画『おもいでの夏』は、思春期の少年のひと夏の経験を描いた、まあ、ある種「お約束」の作品。(見てないから分かりませんが) この映画のサウンドトラックを手掛けたのは、フランスが誇る名作曲家、ミシェル・ルグランで、アカデミー賞で作曲賞を受賞しています。 映画のエンド・タイトル曲「夏が知っている」は、様々なミュージシャンにカヴァーされ、ポップ・スタンダードになっています。 ピーター・ネロがリリースしたこのヴァージョンもそのうちの1つで、1971年にUS21位のヒットを記録しています。
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1033: Pink Floyd / Summer '68
ブライアン・アダムスより、1年前の夏を歌ったのがこの歌。 ピンク・フロイドが1970年にリリースした『原子心母』(UK1位/US55位)は、彼らをプログレの雄として世に知らしめるきっかけとなったアルバム。 このアルバムで話題に挙がるのは、A面を占める組曲形式のタイトルナンバーか、あとはジャケットの「牛」(名前はルルベル3世)がほとんどですが、B面に収録された曲も、それぞれメンバーの個性が出た、味わい深いナンバーです。 リチャード・ライトが書き、リード・ヴォーカルも自ら歌ったこの曲も、その中の1曲。プログレっぽさがほとんどない、ピアノが印象的なバロック風のポップ・ナンバーでした。
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1029: Peter Gabriel / In Your Eyes
昨日の曲から「ロスト」をロストするとこの曲に。 ピーター・ガブリエルが1986年にリリースした『So』(UK1位/US2位)は、シングルのヒットもあり、世界中でビッグ・セールスを記録しました。 ただ、このアルバム、シングルヒットしたポップなナンバーと並んで、かなり実験的な曲も収録されており、彼が本当に世に問いたかったのは、実はこちらの方じゃなかったのかとも思えてきます。 いわゆる「ワールドビート」のはしりとも言えるこの曲(US26位)には、セネガル人シンガーのユッスー・ンドゥールが参加しています。 2023年12月にリリースした『i/o』で、実に37年ぶりとなるUK1位を獲得するなど、70歳を過ぎた今もアクティブに活動しています。
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1028: Debbie Gibson / Lost In Your Eyes
この曲も「ロスト・イン」つながりです。 デビー・ギブソンが1989年にリリースした2ndアルバム『エレクトリック・ユース』(US1位/UK8位)は、彼女にとって最大のヒット作となりました。 1stシングルとなったこの曲も、同年1月にリリースされると、通算2枚目のUS1位を獲得しています(UK34位)。 1970年8月生まれということは、アルバムリリース当時、まだ18歳。作詞・作曲・プロデュースもこなす若き天才ミュージシャンで、前途洋々かと思われたのですが、意外にもこの曲が最後のUSトップ10入りとなります。 その後は、ミュージカル女優を中心として活躍しているようです。