163: The Chemical Brothers / Setting Sun

クラクソンズもそうですが、エレクトロニックなビートとロックのサウンドを融合させたダンス・ミュージックは、1つのジャンル(スタイル)を確立した感があります。
そのルーツは、と辿った時、ケミカル・ブラザーズの登場前後で、音の質感が変わったような印象を受け、このバンドの存在が大きいと感じます。
ケミカル・ブラザーズは、1995年にデビューして以来、グラミー賞を6度受賞するなど、このジャンルのパイオニアであり、現在も一線級で活躍を続けています。
様々なジャンルからゲスト・ヴォーカリストを選ぶところも特徴で、クラクソンズも「All Rights Reversed」(2007年)でフィーチャーされています。
そんな彼らの最初のUKナンバー1ヒットが、1996年リリースのこの曲。
一聴してビートルズの某曲をモチーフにしたと分かるリズム・トラックに、ビートルマニアのノエル・ギャラガーのヴォーカルという、好きな人にはたまらない組み合わせでした。
正直、私、この手の音楽の「食わず嫌い(聴かず嫌い?)」が、この曲で治りました!

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