366: Vanilla Fudge / You Keep Me Hangin' On

「エリナー・リグビー」のカヴァーで代表的なものと言えば、ヴァニラ・ファッジのヴァージョンを挙げる人が多いのではないでしょうか。
原曲とは全く異なるスロー・テンポなアレンジは、ヘヴィーかつサイケな「アート・ロック」を特徴とする彼ららしいサウンドとなっていました。
彼らはビートルズのファンということもあって、1stアルバム『Vanilla Fudge』(邦題は『キープ・ミー・ハンギング・オン』)では「涙の乗車券」もカヴァーしていました。
ただ、このアルバムと言えば、やはりシングルヒット(US6位/UK18位)したこの曲のインパクトが絶大でしょう。
スープリームスによりUSナンバー1ヒットとなったモータウン・ナンバーを、ここまでヘヴィーなアレンジにし、それでいてシングルヒットさせたというのは見事だと思います。
ここではシングル・エディット・ヴァージョンを取りあげていますが、本来は7分にも及ぶアルバム・ヴァージョンで聴きたいところ。ご興味のある方は、ぜひご一聴を。

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