410: Crosby, Stills & Nash / Suite: Judy Blue Eyes

「青春の光と影」をレコーディングしたころ、ジュディ・コリンズはスティーヴン・スティルスと恋人同士でした。しかし2人は翌年には別れます。
悲しみに暮れたスティルスは、別れたジュディのことを歌にします。そうして生まれたのが、この曲でした。
1969年にリリースされたクロスビー、スティルス&ナッシュの同名デビュー・アルバム(US6位/UK25位)のオープニング・ナンバーとして収録されています。
3人のコーラスの美しさを、これでもかと見せつける、名曲です。
タイトルに「Suite(組曲)」とあるように、この曲は4部構成からなっていて、7分以上あります。
さすがに、シングルリリース(US21位)の際には約4分半にエディットされますが、実は私、このシングルヴァージョンを(多分)聴いたことがありません。
やはり、この曲はオリジナル・ヴァージョンのあの構成でこそ、ということでしょう。
ちなみに、「Suite」は発音が「Sweet」と同じなので、ダブル・ミーニングなのでは?とも言われています。
この曲をよく知らないという人でも、「ドゥドゥドゥドゥドゥ」が繰り返される最後の1分間は、意外と耳にしているのではないでしょうか。

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