223: David Bowie / Life On Mars?

T・レックスと並んで、グラムロックを代表するアーティストであるデヴィッド・ボウイ。
もっとも、彼の場合、グラムロック以外の時期も大活躍しているので、「ボウイ=グラムロック」という印象はあまりないですけど。
ただ、私個人のボウイのフェヴァリット・ソングは、グラムロック期にあたる1971年にリリースしたアルバム『ハンキー・ドリー』(UK3位/US57位)に収録されていた、この曲。
当時はシングルカットされていませんが、なぜか『ジギー・スターダスト』『アラジン・セイン』がリリースされた後の1973年6月になって、シングル・リリースされています(UK3位)。
そして、その時に作られたのが、このMVです。
この色使い。グラムロックを記録した映像の最高傑作だと思います。まあ、実生活でこんな格好した人が隣にいたら、ちょっと困惑しますけど...
フランク・シナトラの「マイ・ウェイ」とコード進行が同じということがよく言われますが、よく意味が分からないシュールな歌詞と演劇のエンディングの様な大仰なストリングスのアレンジは、何度聴いても飽きることがありません。
そして、この曲、ピアノがまた最高なのですが、イエス加入前のリック・ウェイクマンが弾いています。T・レックス「ゲット・イット・オン」のピアノも彼が弾いているので、この点でもつながりがあったんですね。

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