126: Eno / Needles In The Camel's Eye

デビュー当時、ロキシー・ミュージックには2人のブライアンが在籍していました(スペルは違うけど)。
奇抜なファッションでシンセサイザーを奏でるブライアン・イーノは、ある意味ヴォーカルのブライアン・フェリーよりも目立つ存在でした。
しかし、1973年に脱退し、1974年に「Eno」名義でソロアルバム『ヒア・カム・ザ・ウォーム・ジェッツ』をリリースします。
この曲は、アルバムのオープニング・トラック。ロキシー・ミュージックの音楽性を表現するのに、「グラム・ロック」「アート・ロック」という言葉がよく使われますが、この表現、このアルバムを始めとするイーノの初期作品の方が、より当てはまっているように思います。
その後、プロデューサーとして数々のロックの名盤に携わったかと思えば、自身の作品ではアンビエント・ミュージックというジャンルを確立するなど、幅広い才能を見せつけている音楽家です。
本人は自分のことを「ノン・ミュージシャン」と呼んでいますが...

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