086: Chris Montez / Call Me

トニー・ハッチの代表曲として、「ダウンタウン」と並んで外せないのが「コール・ミー」。
元々は、「ダウンタウン」同様、ペトゥラ・クラークが歌っていて、軽快なアップテンポが心地良い、最高のポップ・チューンなんですが、シングル・リリースしていない(EPでリリース)せいか、あまり知られていないようです。
この曲を最初にヒットさせたのは、クリス・モンテス。
1962年に「レッツ・ダンス」が大ヒット(US4位/UK2位)した後は、鳴かず飛ばずでしたが、1965年にA&Mに移籍して最初のシングルとなったこの曲がUS22位のヒットとなり、見事カムバックを果たします。
これぞ「イージー・リスニング」と言えるポップ・サウンド。ロック・マニアからはシカトされそうですが、個人的には好きです。
ちなみに、「レッツ・ダンス」は、ラモーンズがデビューアルバムでカバーしていた、あの曲のオリジナル。クリス・モンテス自身も、元はロックンロール畑の人でした。

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