492: Richard Hell And The Voidoids / Love Comes In Spurts

「ラヴ・カムズ」つながりで、この曲を選んでみました。
リチャード・ヘル率いるザ・ヴォイドイズは、ニューヨーク・パンクのバンドの中で、知名度はさほど高くないかも知れません。
しかし、パンク・ロックを語る時、リチャード・ヘルの存在は、非常に重要と言っていいでしょう。
パンク・ファッションのイメージである、「ツンツンに逆立てた短髪」「安全ピンで留められた破れたシャツ」は、いずれも彼が元祖と言われています。
もっとも、それを見たマルコム・マクラーレンが、セックス・ピストルズにパクらせたことで世界的に有名になったので、ロンドン・パンクの代名詞になってしまった感がありますが...
バンドは、1stアルバム『ブランク・ジェネレーション』を1977年にリリース。タイトル曲は、ニューヨーク・パンクを象徴する曲の1つとなりました。
そして、アルバムのオープニングを飾ったのがこの曲。
アップテンポの激しいビートは典型的なパンクロックですが、とがった音色で不協和音を奏でるギター・サウンドは、テレヴィジョンとも共通する、ニューヨーク・パンクらしさを感じさせます。

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