986: The Beach Boys / Darlin'

『ペット・サウンズ』に続くはずたった『スマイル』は完成に至らず、ブライアン・ウィルソンは精神状態の悪化により活動が停滞することとなり、ザ・ビーチ・ボーイズは低迷期を迎えることになります。
1967年12月の『ワイルド・ハニー』(US24位/UK7位)は、そんな時期にリリースされた作品。
ブライアンの強力なリーダーシップが無くなったせいか、アルバム全体の統一感は薄れてしまったものの、個々のメンバーのカラーが出ている作品となっています。
アルバムのオープニングを飾ったこの曲(US19位/UK11位)で、リード・ヴォーカルを務めたのはカール・ウィルソン。
彼の溌溂とした歌声は、以降、グループの看板として率いていくことになります。

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