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高齢者の新生活 8 なぜ父ばかり(T_T) 

★1  新たな敵が現れる!

新生活が始まり、順調に生活を楽しんでいた父が転んだ。
積み上げたものがすべて崩れ、動かない父が出現。

デイの方々含め、病院の先生からも叱咤激励され、少しモゾモゾと動き出した矢先……。

父を帯状疱疹が襲った。
1つ2つの発疹を見つけ、早期に投薬を開始したが……やはり痛みが出た。

帯状疱疹は痛い、人によってはあまり感じないで治ったという人もいるが、あまり動かない父の場合は、ひたすら痛みと向き合うしかないようだった…。

とにかく痛い。
なので動かない、いや今回は動けないのだ。
ウイルスは神経を這うようにいつまでも父に残り、3ヶ月以上苦しんだ。

投薬期間が切れてからも痛みが残り、ソファーで寝転んでいた父がベッドにいる事が増えてきた。

寝てばかりいる父に、寝ていることがどんなに駄目なことかをコンコンと伝えても、痛くて動けないの一点張り(涙)

日頃我慢強い父に、痛いと言われると、本当に痛いんだろうなぁ〜とそれ以上は言えなくなる。

これが母だと、いつも痛い痛い詐欺をしまくっているので、ほれ!動いて!!と強く言いそうな気がもするが (笑)

整体に行った。
温めるために温泉の素なるものも買った。
漢方薬も使った。

ありとあらゆる戦法で残留ウイルスと戦い、徐々に父は元に戻りつつあった。
のに………。

★2   またも新たな敵が現れる!

やっと戦いの地から戻ってきた父に、新たな敵が現れた。

前立腺肥大による頻尿だ!

泌尿器科病院への通院が始まった。
ここでは治療というよりは通院が大変だった。

予約して行く! が、待たされる。
何時間も待たされる。

日頃横たわっている父が、背筋をただし座って待つのだ。

そしてこの頃全人類の敵、コロナがやって来る!!

待合室にアクリル板がついた。
椅子も一人置きになった。
会話もしてはいけなくなった。

さらに、付き添いは一人になった(涙)

私は車で待つことになり、付き添いの母は辛い無言の時間を強いられることに。

先生は良い先生だったが、たった3分の問診のために何時間も待たなければ薬が出ないのだ。

この通院は両親を疲れさせるだけの苦痛な通院となった。
それでも投薬のための通院は、このあと何ヶ月も続くこととなる。

半年が経ち、投薬が落ち着いたところで、いつもの内科で経過観察をしながら投薬を続けていけるようにお願いした。

辛い通院が1つ減った。

しかし最大の敵、コロナはまた両親を苦しめる。

やっと最近まで追いつきました!
これからは少しゆっくりと…

そしてまたデジャブのように、引っ越し問題が勃発しま〜す(涙)




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