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内定者時代に教わったことが、社会人としての基礎になっていることに気が付いた

昨日は自身の無意識の行動や性格が認知機能に影響を与えているのでは?という内容でnoteをまとめました。

この記事を今朝読み返している最中に、私が社会人になってから行っている習慣がビジネス力を高めていることに気が付きました。この習慣を身に着けたのは内定者時代でしたので、当時のことと今そこから学んだことをお伝えします。


内定者時代に当時の社長から教えていただいたこと

新卒で入社した会社は説明会段階では全く知らずに予定が空いていたから軽い気持ちで参加をしました。ところが説明会での社長の話やビジョンが面白く、ぜひここの一員となりバリバリ働き力をつけ、最終的に独立したいという思いでその会社の選考に進み、なんとか内定をいただきました。

内定をいただいてからはその社長がVIPクライアントに対するセミナーに参加することが出来、たくさんの勉強をさせていただいたのですが特に印象に残っているのが宿泊が伴う研修の時に、”後始末が出来ない奴はクズだ”くらいのことを言われました。

具体的な話として、ホテルに宿泊をした際にごみをまとめ、洗面所の水滴等を拭くなどして、入った時のようにキレイにして出る。新幹線などでは席を戻し、ごみを持ち帰るという当たり前のことを当たり前にするということでした。

今も当時も大尊敬をしていたので、宿泊したホテルの部屋はキレイにして出るという習慣をつけ、20年近くこの習慣は守っています。

後始末の習慣から癖づけられたこと

これはまではヒトとして最低限のしつけとして行うという意識でしたが、昨日の記事から違う側面がふと頭に浮かびました。

泊まった部屋をきれいにするというのはいくつかの要素を必要とします。
・荒れていること(細かな違和感)に気が付き、行動する。
・ルームキーパーの方の業務をイメージし片付けやすいように、ゴミをまとめる
・整いやすくするため、部屋でのものの拡げ方を意識する
・出発時間から整える時間を逆算して動く

これらは実はビジネスマンとして必要な認知機能を育てる習慣作りにつながっているんです。ぜひこの視点で上の4つの箇条書きを振り返ってみてください。
・違和感に気が付く、無視しない、行動する
→この3つが出来る人はセンスが良いと重宝される人です。

・そこ関わる人の動きをイメージし、効率化を図る
→生産性向上や、クリティカルパスを構築するために必要な視点です。

・次工程の負荷を減らすために、前工程の作業に工夫を加える
→その場しのぎではなく、未来に基づいて行動を選択しています。

・出発時間に遅れないように時間の管理をする
→時間の見積をしているので、プロジェクト管理等に役に立ちます。

このように仕事の基本の能力を育てることを「ホテルでの後始末」を通じて教えていただけたのです。今もこの習慣は無意識に続けているからこそ、認知機能も鍛えられ、ホテルにおける宿泊者の入れ替えオペレーションについてもイメージをする機会を得て、それをほかの業界へ活かすということが出来るようになりました。

○○に必要なことはすべて○○で学んだ

一時期この見出しにあるような名称の書籍がはやった時期がありましたが、ビジネススキル、ノウハウ的なこともありましたが、思い返してみれば認知機能を正しく育てるための習慣作りや思考法をインストールされていると置き換えられることばかりでした。

きちんと人を育てている組織においては、ノウハウ研修だけではなく、過ごし方や習慣に関しても無意識に成長する仕組みが組み込まれていることに今回は気が付きました。

みなさんの勤めている会社、勤めていた会社でこのような実は能力を高めるための指導はありましたか?あったらぜひ教えていただきたいです。

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