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【ONE PIECE考察#02】3D2Yとワノ国の20年後が交差したのはレイリーの意志!?

!!!アニメ派の方はネタバレが含まれますのでご注意ください!!!

ワノ国での物語もいよいよ佳境。原作では、おでん処刑までの過去が解き明かされ、いよいよ討ち入りへといったところです。※最新話は983話時点での投稿です

ふと考えるのは、ルフィたちの修行があと1年長かったら、光月家は無念のままに幕を閉じていた可能性です。

レイリー・光月おでんはラフテルで世界のすべてを知った

ロジャー海賊団がラフテルに到達し、世界のすべてを知った事実は、シャボンディ諸島でヒューマンオークションでの騒動の後のやりとりで明かされました。

ロビン「…あなた達は800年前に始まる "空白の100年" に世界に何が起きたのかを知ってるの!?」
レイリー「…………」「…ああ 知っている」
レイリー「我々は… 歴史のすべてを知った…」
ONE PIECE 第52巻 第507話

具体的に何を知ったのかまでは明かされなかった(ロビンが質問しなかった)ですが、レイリーの口から歴史のすべてを知ったということが語られました。

ロジャー海賊団が知り得た情報として予想されているのは以下の5つです。

・ワンピース
・Dの一族の謎
・空白の100年にした王国
・古代兵器
・ジョイボーイ

思い返せば、2年間の修業を決めたのはルフィですが、提案をしたのはレイリーでした。

レイリー「キミはこれからシャボンディに向かうつもりだと言ったな」
ルフィ「うん」「仲間たちに会いてェんだ!!」
レイリー「本当にそれでいいのか?」
(中略)
レイリー「私から一つ提案がある」「のるかそるかは勿論」「君が決めろ」
ONE PIECE 第60巻 第591話

ここで考えられる提案は、大きく2点あったと考えられます。

1. シャボンディ諸島へは、3日後の集合ではなく、2年後の集合とする
2. 仲間たちに知らせるため、3D2Y のタトゥーを彫り、マリンフォードで人暴れるすること

具体的な中身には触れられていませんが、ルフィが期間を指定するかといと怪しいところ。なので、「集合時期」と「修行」はレイリーの提案であると考えられます。

おでんが託した未来と800年以上前からやってきたトキのタイムラインが交差

ワノ国編に突入して、最初の衝撃はおでん城跡の墓からの錦えもんの発言でした。

錦えもん「実は我々!! 20年前の「ワノ国」より 時を超えてやってきたのでござる!!!」
ONE PIECE 第91巻 第919話

なぜ、20年の未来だったのか。それが明かされたのは96巻でのおでん過去編でした。

トキ「見てておでんさん 20年後の未来!!!」
ONE PIECE 第91巻 第918話

おでん「トキ お前も… 探しに来たんじゃないのか? 800年の昔から 世界がひっくり返る日を……」
おでん「ならば20年先へ飛べ…!! お前の望む…」「ム」
ONE PIECE 第91巻 第919話

1. 光月おでんは、ロジャーやレイリーとともに世界のすべてを知った
2. おでんが、20年先の未来を指定していること

ここから想像できるのは、ラフテルに到達し、世界のすべてを知った人物には、共通した未来予想図が描かれているのではないかということです。

光月家の20年とレイリーの提案した3D2Yのタイムラインが交差

レイリーによって、2年間修行したルフィ。おでん・トキによって20年先の未来へ飛んできたモモの助、錦えもん一行。2つのタイムラインは確かに交わりました。

ここで、「マンガだから」で終わらせられないのがワンピースの面白さです。

僕は、世界のすべてを知った2人が未来に託した意図的な行動であると考えています。つまり、ルフィたちとモモの助たちが交わったのは、レイリーとおでん・トキによる策略がうまくハマったためと思います。

ラフテルには明確な未来予想図が描かれている!?

ここは妄想ですが、ラフテルには明確な未来予想図が描かれているのではないかと思います。たった1年ずれていただけで、ルフィと光月家が交わることはなかったからです。

そう考えると、世界中が注目する処刑直前に、大海賊時代の幕開けを切り開いたゴール・D・ロジャーも、20年先の未来に何かを託した行動だったのではないか… と思えてきました。


毎週楽しく読ませていただいています。尾田栄一郎先生、スタッフの皆さま、そして、編集者の皆さま、ありがとうございます!毎週、ホントに激アツで楽しい月曜日を過ごしております!