令和5年度 税理士試験の結果が不合格だった場合
2023年11月30日の本日が令和5年度税理士試験の合格発表日でした。昨年ならば、この日に合否の手紙が発送され翌日又は翌々日に自宅へ到着するかと思いきや、本日到着していました。
今回は初めて消費税法を受験したのですが、合格ラインの60点に2点届かない58点の結果でした。受験直後は、理論の問題文を正確に読み取っていないことに試験後の答え合わせで気づき、合格ラインから5点位は下回ってて合格はほぼあり得ないかなと思ったのですが、予想以上に善戦した結果となりました。
これから、来年の8月の再受験に向けた取り組みを書いてみます。
1. 理論は丸暗記だけでなく、積極的に練習問題を解いてみる!
始めて挑戦した消費税法の1年目では、とにかく毎回予備校で指示される理論の暗記と計算ロジックの理解で余裕がなく、特に理論の問題を理解しながら解くことがあまりできませんでした。
TAC予備校の先生は、理論の問題をせずに理論の暗記だけで受かる受験生は半分位いるかもとの発言に誘惑されて、兎に角理論は条文を何度も書いたり黙読したり、発声しましたが、やはり問題文を見て->問題文を理解して->適切な回答をする、このプロセスを身に着けないと緊張した本番で十分な対処ができないと痛感しました。
2. 12月開講のTAC予備校の上級コースに再チャレンジする!
受験経験者で残念ながら不合格だった方は、TAC予備校の上級コースから再挑戦するかと思いますが、12月下旬から早速そのコースが開始されます。
まずはこのコースから過去に身に着けた知識を再定着と令和5年10月1日より施行開始となった消費税のインボイス制度 適格請求書発行事業者に係る新たな条文を学習していくことになります。
特に新たな条文や改正内容は、その翌年の試験には相当高い確率で出題されることが予想されますので、上級コースでの学習が不可欠です。
3. 国税庁ホームページの消費税法基本通達を時々眺める!
初回受験の勉強の際には、全くできなかったのですが、国税庁ホームページには各税法に関するQ&Aセクションとして基本通達というコーナーが用意されています。
恐らく本試験の作成者は、このQ&Aを参考にしながら問題文を作成しているはずなので、深く理解するほどまでは必要ないでしょうが、トピックに触れておく方が、幅広い視野とこんな問題知らないよといったサプライズを回避することにつながるかと思います。
受験経験者なら既に一度身に着けた知識としてのベースがあるので、それにプラスアルファー上乗せて合格により近づけるために、基本通達のトピックを眺めるのは更なる実力の向上につながるはずです。
令和5年度の消費税法の合格率は昨年度とほぼ同じ11%台でした。9人に1人しか受からない難しい試験ですが、1回不合格だったからといって諦めるのはもったいないです。通常は2~3回かけて受かる人が大半ではないでしょうか。
簡単には合格しないからこそ、やってやるぞ!とチャレンジする精神が生まれるのだと思います。
仕事、税法大学院、税理士試験と3つの事を両立させながら受験することは、かなりタフな体験でしたが、日々の継続により目標は到達されるものだと信じています!
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