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【雑記】2023年ベストセレクション

初めに

2023年の自分がお気に入りだったコンテンツを紹介するこの記事。三回目となりやっと恒例行事としての貫禄が出始めた気がするのでなんとか続けていきたい。

というわけで、今回も「音楽」「小説」「マンガ」「アニメ」「ドラマ」「映画」「演劇」「マダミス」の八つのジャンルにおいて、それぞれのベストセレクションをいくつか紹介していく。

今年の傾向としては目新しい作品に触れることがものすごく減った気がする。音楽やマンガは昔から好きな作品を一生擦り続けていた。ただ映画や演劇といった体験型のコンテンツに関してはかなりコンスタントに足を伸ばしていたように思う。継続的な消費がいらない上に、その日の充実感を圧倒的に高めてくれるというコスパの良さが気に入ったんだろう。老化を感じる。

音楽

「more than words」羊文学

昨年も紹介した羊文学の新曲。アニメ「呪術廻戦」のエンディングテーマらしいけど、未視聴だったので知らなかった。純粋に曲が好き。羊文学の良さが存分に出ている。2023年下半期はかなりダウナーな気分が続いていて、そんな自分にピッタリの曲だった。

「Raise」Chilli Beans.

アニメ「ONE PIECE」の17年ぶりのエンディングテーマらしい。10月末から12月にかけてYouTubeでやってた「ONE PIECE」25周年企画でアニメが一挙放送されていて、たまたま覗いたらこの曲が流れていた。だがそこで一目惚れし、数日間頭の中から離れなかった。これもダウナー気分に非常にマッチしていて寄り添ってくれたあと上向きな気分に上手く誘導してくれてとてもありがたい。

その他

今年これ以外に擦ってたのは米津玄師の「感電」とLiSAの「炎」、そしてスキマスイッチの「アイスクリーム・シンドローム」。「感電」は特に今年に入って米津玄師の曲の中でもトップクラスに好きな曲になった。やはり歳を重ねて好みが変化していくのを感じる。

というわけで、今年はあまり聴いたことない曲に触れることなく以前から好きだった曲をずっと聴き続けていた一年だった。

小説

「ローマ人の物語」塩野七生

文庫版第一巻

文庫版だと四十三巻に及ぶ大作。半年かけて少しずつ読み進めた。かなり読みやすくて、ローマやローマ人の興亡がお腹いっぱい楽しめる。そんな大満足の一作。

作者本人も言及してるが、あくまでも歴史書ではなく歴史小説なので史実と完全に一致するわけではないことを頭に置いておく必要はある。それでもローマへの関心を深めてくれる作品であり、また時間に余裕があるときに読み直したい。

「ドラゴンラージャ」イ・ヨンド

電子書籍で読もう!

今年5年ぶりくらいに読み直した人生のバイブル。ただのファンタジー小説ではないので、本当に全人類読んでほしい。

アドベントカレンダーにも参加して、つまらない提灯記事がnoteで急上昇に載ったりしたのはすごい嬉しかった。自己最高記録のイイネ数とビュー数。

そして、「ドラゴンラージャ」続編の「フューチャーウォーカー」もおそらく十年ぶりくらいに読み返したので新しい発見があった。来年はイ・ヨンド作品の新しい日訳が出版されると噂なので座して待ちたい。

マンガ

「ヒカルの碁」ほったゆみ・小畑健

特装版で全巻ほしい

人生のすべてのタイミングで刺さる名作。もう何回読み直したか分からないが、今年も再び読み返した。間違いなく自分の好きなマンガでトップ5に入る逸品。

今年初めて読んだマンガ作品がほぼゼロで、ここで紹介したいやつがなかったけど。とりあえず今年読んだ完結済み作品の中で最高峰なので残しておくことにした。

すべての挑戦する人間は読むといいことがあると思う。よく言われてるけど囲碁が全く分からなくても楽しめる(ちなみに私は囲碁のルールをほとんど知らない)ので、気軽に手にとって見てほしい。

「山田くんと7人の魔女」吉河美希

ラブコメの中では個人的にトップクラス

昔追っていた作品だったが完結する前に追うのをやめてしまったので、完結まで通しては今年初めて読んだ。

恋愛モノだと負けヒロイン側に肩入れしてしまうのが常である私だが、この作品は一貫して主役の山田とヒロインの白石のカップルを推せるので、気分が良い。

結局このカップルが幸せになってほしい、という一心で読み進めることができてもっとも純粋に作品を楽しめたんじゃないかと思う。

来年は同じ作者の「カッコウの許嫁」でも読もうかな。

アニメ

「推しの子」

2023年覇権作品

マンガと同じかそれ以上にアニメの出来が素晴らしかった!

映像でアクアとルビーがペンライト振り回すシーンを観たときは、カワイイを通り越して感動すら覚えた。

マンガも単行本を買って追っているが今後もストーリーから目が離せないので、第二期がすごい楽しみ。

「氷菓」

完成された四人組

4年ぶり2度目の視聴。正直4年前に観たときは前評判ほどではない、というややネガティブな感想だったが、改めて見返してみて大きく手のひらを返さざるを得なかった。

映像、ストーリー、キャラクターと全てが高水準に完成されていて、高校を卒業して久しい私には古典部の織りなす高校生活が非常に眩しかった。だが、それでいい!

年月を経て、ついに私も「氷菓」を大いに楽しめる程になったかと、歳を重ねるのも悪くはないと実感した作品。

「進撃の巨人」

The Final Season 最終章 後編(笑)

ついに今年、アニメでも「進撃の巨人」が完結。アニメで1話から見直したが、アニメにおいても1話から丁寧に伏線が貼られていて感嘆の一言。さらに戦闘シーンのスピード感や巨人の生理的嫌悪感など、アニメだからこその表現でより魅力的な作品に仕上がっていた。

正直しんどい展開の連続で一日に何話も観ることは精神的に許されなかったので何ヶ月かかけて、なんとか観終えることが出来た。

ただあまりにも完成されたストーリーなので、まだ読んだことも観たこともない方は触れてみてほしい。

ドラマ

「ブラッシュアップライフ」

脚本はバカリズム

安藤サクラ主演の、人生をやり直す女性の物語。タイムリープモノではあるが、日常会話のバカらしさ加減とタイムリープにより解決していく事象にほほえみが絶えない。

"間"の取り方が絶妙で、「さすがバカリズムだなあ」と舌を巻いた。後述する作品によって惜しくも個人的なベストドラマの座を逃したが、間違いなく外さない一作。

「VIVANT」

キャストが強すぎ

今年No.1ドラマは間違いなくこれ。

あまりにも豪華なキャストに加えて、あまりにも豪華な映像。そしてあまりにも衝撃的な展開の連続で放送時期は毎週これが楽しみだった。

前評判からキャストのパワーが高すぎて注目していたが、最終的には期待以上の作品となっており非常に満足。松坂桃李は「ブラッシュアップライフ」にも出演していて、役者としての幅が広すぎる。最高の俳優の一人。

映画

「名探偵コナン 黒鉄の魚影」

コナン史上最高

コナン映画26作品目となった今作だが、毎年パワーアップを続けるコナン作品でついに興行収入が100億円を突破。灰原哀がついに百億の女となった。

だがそんな結果が示す通りコナン史上最も面白い作品だと思う。アクションシーンの映像が神がかっていて、コナンと灰原の絡みも最高という言葉に尽きる。毎年史上最高作品を更新し続ける「名探偵コナン」に来年も期待。

その他

「レジェンド&バタフライ」「岸辺露伴ルーヴルへ行く」「君たちはどう生きるか」「ゴジラ−1.0」など、今年公開され劇場で鑑賞した映画は粒ぞろいばかり。「ナポレオン」を除けば全部良作だった。ただ突出して紹介したい作品がコナンぐらいしか無かった。

来年も映画館に月に一度はいけたらいいなと思う。

演劇

「幸福論」wonder×works

原発問題に一石を投じる

今年は2ヶ月に1度のペースで劇場に足を運んだが、今年最も良かった作品はこれ。

原発誘致問題を題材にした作品で、テーマのハードさもありながら丁寧な芝居と進行で、観劇後の満足感は非常に高かった。

その他

今年観た演劇はどれも満足度が高め。

劇団民藝の「善人たち」、sleepwalkの「ピアノマン」、アマヤドリの「代わりの男のその代わり」も優るとも劣らない作品だったと思う。特に「ピアノマン」は演出の巧みさと献身的なキャスト陣によって2023年のトップ・オブ・エモーショナル賞を受賞してもおかしくない。

マダミス

「M-PLAYER」

昨日のことだけど、最高に楽しかった。

リリースに期待。

終わりに

加齢を感じるので積極的に新しいものに触れていく意識は大事にしていきたい。それと同時にQ.O.L向上の為、劇場や映画館に月1度くらいは足を運ばると理想。そしてマダミスをもうちょいやりたい。そんな1年にしたい。

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