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学ばない指導者は今後、どんどん消えていく

『学ばない指導者は今後、
 どんどん、消えていく』



あるネット記事にそう書いて
あるのを見て深く納得しました。


第99回箱根駅伝で
2年ぶり8度目の優勝を
飾ったのは駒澤大でした。


その理由は大八木弘明監督が
考え方、指導方法をガラリと
変えたことだそうです。

ずっと勝てていた
時代もありましたが、
急にパタリと
勝てなくなったそうです。


ある日、その理由は
自分の指導方法が時代に
合わなくなってきた事に
気づいたそうです。


それまでは絵に描いたような
『昭和』の指導方法。


監督が言うことに対して、
まわりの人間はただ、従うだけ。



優勝後の大八木弘明監督に
対するインタビューで

『指導方法に変化は
  ありましたか?』


の質問に大八木監督は


『子供たちも少しずつ
 変わってきていますから、
 昔と今じゃ
 指導方法も全然違います』


と答えています。

『どう違いますか?』

と聞くと、その返答は


『しっかりコミュニケーションを
 とって、しっかり説得させて
 何事もやらせるという事が大切』


『昔は一方通行でやっても
 十分、通用した。
 今は一方通行ではまったく通じない』



『コミニュケーションをとって
 選手たちに納得させるような
 指導の仕方じゃなきゃ無理です』


サッカーワールドカップで
大躍進した日本代表監督の
森保監督もとにかく選手と
よくしゃべるそうです。

海外で活躍する選手の招集が
決まった時は自ら海外まで出向いて、
選手とコミュニケーションをとって、
コンディションや精神状態などを
確認していたそうです。


そんな目に見えない部分が
積み重なって、
目に見える大きな成果と
なっているんですね。


駒澤大の大八木弘明監督は
練習中、選手がトイレに行く
時間なども
全部チェックしているそうです。


そうすることで
選手のコンディションの
整え方、コンディションを崩す
要因や傾向が分かってくる。


そんな事を28年間やっている
というから驚きです。


偉大なリーダーは
ものすごく細かな
ところまで見ていることが多い。


常勝軍団、青山学院大学駅伝部の
原晋監督は駒澤大学の優勝の要因を
こう語っています。

『大八木監督の指導方法の変化』

監督が変化成長すること。
外部との情報を遮断しないこと。
いろんな専門家の意見を
取り入れること。



『そのチームは監督の器
 以上のチームにはならない』



という原晋監督の言葉が
ものすごく印象的でした。


名監督と言われる方が
その指導方法を変えるという事は
ある意味、今までの自分を
否定するという事でもあります。


ものすごく大きな決断であり、
勇気のいる事だったと思います。


『学ばない指導者は今後、
 どんどん、消えていく』


『変わる』って
簡単なことじゃないと思いますが、
今の時代、誰にでも必要不可欠な事
なんじゃないかと思います。


他人事じゃなくて、
自分事として
受け止めるべき事ですね。




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