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影響力はものすごい武器だけど、有名人にはなりたくない。

史上最高の絵画との呼び声高い、
レオナルド・ダ・ヴィンチの
『モナ・リザ』

実は、1911年にある事件が
起こるまで、ほとんどの人が
その存在すら知らない
まったく無名な絵だったそうです。

その事件とは、
ルーヴル美術館から
『モナリザ』が何者かに
盗まれた盗難事件です。

しかも、盗んだ人が
モナリザを選んだ理由は
たまたま、盗みやすい場所に
あったからだったそうです。

モナリザが展示されていた
ルーヴル美術館を
管理しているのはフランス政府。

名誉挽回とばかりに
モナリザに関する情報を
集めようとパリ中にポスターを
貼りまくった。
返還のための高額な報奨金が
出されるようになると、
さらに口コミは
国中に広がっていった。

それまで、ルーヴル美術館の
片隅に飾られていた
まったく無名の作品、
『モナリザ』は瞬く間に
世界で最も有名な絵画となりました。

もし、モナリザが盗難に
あっていなかったら、
まったく無名な絵のまま
だったんじゃないですかね。

確か、ドローンの名が
世の中に広まったのも、
ある青年が人ごみの中で
ドローンを墜落させてしまって、
逮捕されたのがきっかけ
だったのを記憶しています。
それから、法律ができて、
規制が高まって、連日、
ニュースやテレビなどで
ドローンという名が流れ続けた。
今やドローンを知らない人は
ほとんどいない。

モナリザやドローンが
世に知られるようになった
理由の良し悪しは抜きにして、
結果的に世の中に
その名を知ってもらった事で
その後、大きな飛躍を
遂げる事となりました。

やっぱり、
『知ってもらう』って、
ものすごく大事ですね。


でも、知ってもらえさえすれば、
いいのか?と言えば、
当然、そういう話でもない。

タレントには
『人気タレント』と
『認知タレント』がいる。

必ずしも
『認知=人気』ではない。


世の中には
『無名有力』という言葉がある。
一般的にはまったくの無名だけど、
世の中を動かすような力を
持っている人のことを言うそうです。
逆に『有名無力』という言葉もある。
ものすごく知名度のある人なんだけど、
人に対する影響力はほとんどない。

影響力は人生において
大きな武器になると思います。

僕の中での理想は
一般的には誰も知らないけど、
ある特定の分野の中で
ある程度の知名度と
影響力がある状態。

そして、
『あなたじゃなきゃ駄目なんです』
そう言ってくれる方が
そこそこ、いてくれること。

みんなに知られる事なく、
本当に繋がりたい人と
ちゃんと知り合えて、
お互いを高め合えるような
人たちと繋がり続けられる
環境や機会を生み出していくこと。

僕が365日考え
続けている事の一つです。

影響力はものすごい武器だけど、
有名人にはなりたくない。

矛盾しているようですが、
そんな感じです。

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