【精米】

玄米が吸い込まれてゆく様を見ていた。

それは午前9時半を少し過ぎた頃。

一帖程の空間に響く機械音。
そこへ私の不要な感情も一緒に投入する。
見えないけれど、重さは玄米10kg+私の感情。

玄米から精米へと変わるのを見て、
何故か心が軽くなる。

−2kg
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