見出し画像

看護師→企業転職 勝ちの3戦略

看護師って世間知らずだよね。
わたしは自分でこう思っていました。

看護学校では教員から「国家試験に落ちたらただの人よ!」といわれ続け、なぜかおびえていましたが、どこかで「ただの人になりたい。普通でありたい。」と願っていました。

そんなわたしが企業への転職をし、その後「看護師の進路相談所」であるHandLを運営していく中で確実に必要な 【勝ちの3戦略】を見つけ出したので、本日はそちらをご紹介していきます。


1 社会から自分を見る視点をもつこと


看護師免許をもっていることは、医療業界では重宝されますが、一歩そこから飛び出したら「ちょっと珍しめの資格」をもっている人くらいの建付けになります。

一般企業へ転職するということは、一般の大学を出て、一般企業での経験を積んだ人と同じ土俵に立つということを意味します。

例えば、

  • 大学3年生~4年生にかけて長期間かけて企業研究をしている

  • OG/OB訪問をして、企業で働く実際を見聞きしている

  • 合同説明会で企業の特徴に触れている

  • インターンシップで実際に社内に入った経験がある

  • 手探りながら自己分析をして自分に向き合った経験がある

  • 何枚もエントリーシートを書いている

  • 何社も落とされる経験をしている

こういった経験が当然の文化の中に飛び込んで、選んでもらう必要があるのです。
つまり、看護師の免許を持っていることは看護師が思っているより強みになり得ないのです。

だからこそ、社会から自分を見る視点をもつ必要があります。

社会から見て我々は、専門性の高い仕事はできる一方、一般的な社会生活を送るうえでの「普通の概念が身についていない人」と思われている、と思いましょう。

だからこそ、何が普通で、そのために身につけるべき感覚はなにか?を客観的に認識する必要があります。

わたしがやったのは、医療現場以外の方のふるまいやメール、言葉を徹底的にマネするようにしていました。見よう見まねです。こういう地道なことができないと、それ以上にはなれません。


2 相手にメリットがある情報を提示すること

転職の主人公は誰ですか?

自分?

いいえ、違います。

企業です。企業が主人公です。
勘違いしてはいけません。

我々求職者は、「名脇役」なのです。

主役がより輝くように立ち回れることを示すのが、つまり転職活動です。

そして!!!!

主役には、他のキャスト・監督・照明・音響など、全員に求められている大切な役割があります。

それは、「最高の脇役を、クランクインまでに選ぶ」ということです。

そしてこれが、人事採用担当者ってわけです。
重大責任ですね。

一般企業でこの役割を担っている人は、当たり前ですが、医療業界のことはほぼ知りません。

だからこそ、人事採用担当者が書類通過をさせたことで社内から「なんでこの人通しちゃったの?」と思われない内容で選考対策をすること。

つまり、
一般の方に理解できる
一般の方が評価しやすい
一般の方が我々を採用したことが褒められる
ような準備が必要ということです。

「自分はこれだけ頑張ってきたんだ!」
「自分はこんな高度な医療処置ができるんだ!」
「自分は!自分は!」

こう書きたくなってしまいますが、主役は企業です。
この視点を忘れずに準備しましょう!

3 無自覚のスキルや強みを言語化すること

看護師が自覚する強みは、

  • コミュニケーション能力がある

  • マルチタスクが得意

  • 体力がある

  • 責任感が強い

とまぁこんなところでしょうか。

ん?ちょっと待ってください?
これ、誰にでも書けません?

そうです。誰にでも想像できる看護師の強みを書いていては、一般のお仕事を経験した求職者どころか、同じ看護師の求職者にすら勝てない危険があります。

コミュニケーション能力って、具体的にどういうことでしょう?

誰とでもスムーズに話せることですか?
それはベテラン営業職だって得意です。

違った角度からも見てみるというキャリアの分解と再構築が必要です。
スクラップ&ビルド!!!(ごめん読んでない!)

例えば、一定の基準に則った、安定した看護を提供するために、
主観と客観を徹底的に分け、
必要な患者情報を、
限られた時間内に、
数字も含めて、
精度高く、看護師間で共有
する。

これも素晴らしいコミュニケーション能力です。
社内のコミュニケーションが安定してこそ、お客様の対応ができます。

このように、

マルチタスクが得意・体力がある・責任感が強いといったことも分解と再構築をしてご自身なりに考えてみてください。

こうすることで、今まで「みんな看護師できてるし、わたしはできない方」って思っていた劣等感も少しは報われます。

我々看護師の経験は誰一人として「そんなこと…」とか「その程度…」何でことは絶対に、絶対にありません。

我々の経験が、素晴らしいのです。
我々のがんばりは、「モノの見方」で輝きます。自分次第なのです。

無自覚のスキルや強みを言語化するから始まります。


長くなりましたが、しお姉流【勝ちの3戦略】いかがでしたか?
ぜひどなたかの参考になっていたら嬉しいです!



この記事が参加している募集

仕事について話そう

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?