【TRPG】RPとステータスと運命のダイス


RPは好きだろうか。わたしは好きです。
前々回あたりに書いた記憶がある。わたしにとってRPはケイドロだ。シチュエーションを最大限に楽しむために必要な要素だと思っている。
TRPGにおくRPは「意味づけ」されてこそ輝くものだと思う。
ダイスによってされる意味づけ、ステータスによってされる意味づけ、展開によってされる意味づけ。

ダイスの出目がRPに引っ張られる瞬間がある。その瞬間、何かが一致したような気がして気持ちがいい。

TRPGのRPは、ただ「演じる」ということだけでない。ダイスあってこそのRPなのだ。

とはいえRPってそんなに出来ん。
というか、普通にTRPGをやる分では配信者の方がやっているような「演じ」までいかなくていいのだと思う。

配信者の方たちは、普段から「表現者」なわけで、TRPGの配信についても「参加者だけでなく、視聴者に楽しんでもらう」ということが大前提なのだ。
だから伝わりやすい「演じ」が大切になる。
さらに、TRPGを多くこなしている方だと「意味づけ」が上手い。
ダイスロールを楽しむことがとても上手いのだ。

そんなわけで、RPのハードルは高くなりがちなのだが、そんなに高くしなくてもいい。行動宣言だけでもRPになる。「こういう時だから、こうする」という考えは、RPGで迫られる選択「はい」「いいえ」の前にあった、自分の考えだ。

「はい」「いいえ」に、その理由を付け加えるだけで、十分RPとなりうる。

ステータスに頼ることも可能だ。
TRPGにはさまざまな種類があるが、自分の目的が最初から決まっていたり、秘密の設定があるものもある。HO(ハンドアウト)だ。

これは結構、ナラティブの強いシナリオならば没入できるし、自分の立ち位置や行動を考えることができる。
一度きりしか遊べないコンシューマーゲームのようで、これはこれでとても楽しい。

のちにサブプロットなど、展開の中で目標を獲得したり、PC同士の関係を決めたりすることで、「意味づけ」が増えていく場合もある。

PCステータスが多ければ多いほど、RPの指針は増える。
逆に、PCステータスが少ない場合は、ダイスに意味づけをしていくことで、RPはできる。

運命のダイスロールと出会うと、PCに対して一気に解像度が上がる。
その思ったことを言ってしまえば、全然RPとしてつながってしまうのだ。

別にこじつけでいいのだと思う。
全力RPもおもしろいが、ゆったりと遊べるゆる〜いRPも楽しい。
どちらのRPも本当に楽しいと思う。

RPときいて身構えず、どうせ向かぬとひねくれず、ラフな気持ちで楽しんでほしい。

前向きに楽しんでいれば、運命のダイスロールに出会える瞬間が必ずあると思のだ。

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