【not書評】小説家になろうおすすめ ちびすけ

ここ数ヶ月、「小説家になろう」「小説を読もう」で漁ることばっかりしてます。ちびすけです。

自分のホームページ(本当はウェブサイトといわなきゃいけないとわかっててもHPと表記したくなる世代ってありますよねそうですよね)がなくとも作品をネットにあげられる時代ってすごいなあと思います。あとありがたいです。おかげで「うひゃあ仕事てんぱるう仕事できない自分いやになるううううでもログホラのシロエさんまじシロエさんかっこいいかわいいヤンデレラブコメさいこううううきゅんきゅんごちそうさまですううう」って楽しませていただいてます。

ちょいちょいTwitterでも叫んでたけど、いままで読んできたなろう系のまとめしたいなあと。あとなろう?ラノベ?への疑問点のまとめ。

先に言っておくと私はネットのオリジナル作品は範囲外で、ここ1、2年くらいweb漫画を読み始めてたくらいで(うまく寝付けない時にiPhoneで「web漫画 おすすめ」って検索するのはほんとおすすめしません次の日の眼精疲労のもとです。でも心はなぜかときめきでいっぱい。あ、完結作品だとガガステルとホリミヤが好きです。ぐーぐる先生にきいてみてね)商業販売されてる以外のオリジナル作品はあまり得意ではなかったんですよね。

あとラノベも全然通ってきてないので「小説家になろう!」は相当範囲外でした。

だけど読むきっかけになったのはみんな大好き801ちゃんの夫の小島アジコさんが紹介していた「幻想再起のアリュージョニスト」を読み始めてからです。もうアジコの思惑通りだよ!!!!!!801ちゃんもっと夫を躾けてよ!!!!!!私の睡眠時間どんだけアリュージョニストに奪われたと思ってるんだよちくしょうってなくらいアジコには感謝なんですけども。

まあそれでなろうの有名どころとか読み始めて、最初は「みんなどんだけチート好きなの」「え、なんでそんなにハーレム押しなの」「転生、と、は…?」と文化についてけなかったけど、何となく初心者らしく戸惑ってたけどやっと慣れてきた。

その中で好きな二つあげておきます。

①ログ・ホライズン

2ちゃんSSでまおゆうが一番すきってくらいまおゆう大好きな私が「とりあえず小説家になろうのランキング検索してみるかー」ってやってみたらまおゆう作者が書いてるっていうじゃないですか?読むに決まってるわけじゃないですか?はまるに決まってる訳じゃないですか?

そしてこれでいわゆる「なろう文化」に慣れました。いや、だってアリュージョでも最初「は?ゲーム空間に転生?なにそれ?」とまあこの作品特有なのかなと思ってたらなろうでメジャーってか当たりまえのようにゲーム転生ものジャンル多いじゃないですか。あとただたんに異世界。二次創作だと最初からパロディ作品としてたりするし、商業でも「転生」ってあんまり気にしたことなかったんで最初は違和感が行方不明ってくらい違和感しかなかったのですが。

でも、きちんとしてくれるゲーム内容の説明と、ひたすらに愛しい腹黒眼鏡ことシロエを愛でてるうちにあっというまでした。アニメも速攻追いました。まおゆうで大好きだった、「戦闘シーンとかよりも社会制度の整備とか!智略と策略で勝つのが!いい!」っていうのが全面にでてて、あと映像化もすでにされてるからキャライメージを映像で掴んでから読めたのですっといける。純粋におすすめ。あといすルディかわいいよいすルディ。

②転生してヤンデレ攻略対象キャラと主従関係になった結果

ゲーム転生からの派生(らしい)、なろうジャンルで大きい部分を占めている(らしい)「悪役令嬢」転生もの。そしてまんまと思い切りはまりました。

その中でもこの話が特に好きです。「悪役令嬢」ものについてはぐぐってください。なんか乙女ゲームの中でのライバル役に転生しちゃってどうしよう!?みたいなのがテンプレです。

そのなかでなんでこれが好き勝手ひたすらに「ヤンデレ+従僕」ていう設定にやられたよね。アシュランに悶えさせられたよね。ひたすらときめききゅんきゅんしました。でもそのヤンデレ愛に全く気づかない主人公、という王道ラブコメにきゅんがとまらない。すれちがい最高。

と、そんなわけで、なろう小説ばっか最近読んでて、その中でも初期に読んだ二つをあげたんですが、あんまり私はチートもの・ハーレムものをそんなに触れていないので異世界転生、について。

異世界転生,もしくは異世界召還ってなんでこんなに流行ってるのかな、と不思議ではあったんですけど書き手側からしたらこれめっちゃ書きやすそうだな、と。

需要あるから流行ってるのもあるのもわかるんだけど、最初から「ここはこんな世界です」って現代知識を持ってる主人公がまず説明をする、ってこれだいぶ利点だなーと思う訳です。召還ものも同じくで、まず最初に読み手に近い客観的存在である主人公に誰かが説明してくれる。その点が書きやすさに繋がっていそう。

完璧にオリジナルからはじめるなら、徐々に明かすにしろ最初に全部説明しちゃうにしろ、読者が全く想定していない世界観の場合ひきこむのがむずかしい。けど、現代人の転生としたらだいぶそれは変わってくるわけですよね。素直に「なるほどうまい手だなー」と膝をうちました。

なのでそこからは「どこまで世界観を緻密に・面白くするか」は作者さんの個性がでてくるとこなのだなと。

チートは「わかるわかる私も好きー」というか、てにす●おうさまも割と最初から主人公チートで周りもチートばっかだったっていう話だったよな、と思うと10年以上前から「チートかっこいい」の流れはあるわけなので、これはすごく理解しやすい流行だなあと。あとレベル1からやってたら物語を進めるのだるくなりそうだからめっちゃわかる。

ただハーレムものとチートものの流れはラノベの流れって考えていていいのかな?ハーレム設定は得意ではないので詳しくないんだけど、あのハーレムものって結局ラストどうなるのがハッピーエンドなの???みんなポリガミーなの???それならいっそもっとハーレム内で主人公以外にもラブがうまれればよくない????だれか教えてラノベに詳しい人!!わりと切実にわからん!!!

あとはざっくり私が読んで面白かったなろう小説をあげていく。ただあげていくだけです。


「この世界がゲームだと俺だけが知っている」

おすすめでよく名前があがってくる作品。異世界(ゲーム世界)召還?もの。通称「猫耳猫」ゲームにはいった主人公が、バグだらけのゲームをバグを使ってどんどん進んでく。もうこのバグがギャグでしかない。そこがものすごく面白い。するする読めます。はじめてにおすすめ!連載中!

「火刑戦旗を掲げよ!」

これはノー転生。ファンタジーだけど魔法はない、そんな世界でひとりの少年が世界を戦によって変えていくお話。

がっつり戦争ものと思いきやかなり政治的な攻略も多い。あとかなり固い。基本シリアス。なんとか中隊がどうの陣営左翼のなんだかのとかそういう軍を使っての戦闘シーンは基本知識がなくて私はわからなかったけど、それでもめちゃくちゃ面白いのは確かです。あと主人公視点の書き方ではなくて第三者(他主要キャラ)視点で語られていてそこが珍しい。これ本当に素人が書いたん…?ていう濃厚ボリューム。そして当然のように書籍化。完結済みだから読みやすいよ!

「悪役令嬢後宮物語」

ノー転生。悪者に勘違いされるのが常な令嬢が後宮にはいり、バカな国王の相手をしながら国の平和のために仲間と手を合わせてがんばるハートフルコメディ。書籍化されたので、続きは後はそっちを待つしかないのかなー。白泉社系漫画が好きな人におすすめ!

「ファンタジーにおける名探偵の必要性」

ファンタジー世界でミステリをやったらどうなるか?という実験に挑んでいるというすごい小説。主人公はいわゆる転生チートだけど、この作品の魅力はそこじゃない!!

本格推理ものとして、「読者への挑戦」がばしっとはいってる。これがしびれる。ファンタジーなのに本格推理の条件をきちんと守ってる。

ダンジョン攻略のところは特にぞくぞくしました。ミステリ好きな人はちなみに今はこの作者のかたの別作品を読んでるところです。


他にもいくつも面白いものがたくさんあるけどまとめとしてこのあたりで。最近なろうばっか読んでて、でもなろうの流れを知るにはラノベを読むべきなのか、と生まれて四半世紀でジャンルを広げようとしてます。

そんなわけでおすすめのラノベとなろう小説募集中です。ネット社会万歳!!

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