見出し画像

信州ブレイブウォリアーズ将来構想を文字に起こしてみた

「信州ブレイブウォリアーズ将来構想【ウォリチャン】」

配信日 2020年8月18日(火)19:00~19:30 

株式会社信州スポーツスピリット
代表取締役社長 片貝雅彦 様

※掲載時の情報は2020年8月18日(火)時点のものです。

みなさんこんばんは。
今日もウォリチャンライブをご視聴いただきましてありがとうございます。
今日私片貝が登場2回目になりますけれども、今回、BリーグのBEYOND2020という構想と、それからわれらが信州ブレイブウォリアーズの将来構想のお話をさせていただきたいと思います。

前回出演させていただいたときは武井弘明さんがいらっしゃって対談という形だったんですけど、今日は私1人でお話しさせていただきたいと思います。

30分お付き合いいただければと思います。

今日は中田敦彦さんのYouTube大学なりにボードを使ってみなさんにお話、ご説明をしていこうかと思っております。

B.LEAGUE BEYOND2020

まずはこちらからですね。
BリーグのBEYOND2020という構想が実は発表されておりまして、ご存知の方もいらっしゃると思いますけど、スライド的にはこういうものですね。

ウェブサイト等で見られた方もいると思いますが、これは前・大河チェアマンの時にBリーグから発表されていまして、Bリーグがこれからこういうふうに進んでいきますよというような資料になっています。ここに何が書かれているのかというのを今日みなさんにご説明させていただきたいと思います。

今のBリーグは2015年に発足し、2016年秋から開幕して丸4シーズンが終わりましたという状況で、本来ですと今のコロナ禍ではなかった場合オリンピックが開かれていて、これから2020年その先はどういうふうになるんだということを構想として資料化したものです。

ここで大きく分けて3つ、今までのBリーグのスタイルをガラッと変えていきますよとそういうようなお話です。時間軸からすると、2026年、Bリーグができてちょうど10周年目に今ある形から大きく変えますとというものになっています。

そちらがどういうことかというと、まずは今の現行で行っている昇降格制度、B1、B2、B3とありますけれども、毎シーズン終わった後に昇格・降格というものがおきていって強いチームが上に上がり、そうでないチームが下に下がるような昇降格制度をやっていますが、これを廃止してエキスパンション型の構想に変えていきますよという構想です。

このエキスパンション型とはどういうものかと言いますと、簡単に言うとプロ野球のような形です。ある一定の数のチームでそのリーグを構成するというもので、エキスパンションというのは英語で拡張する、拡大するという意味ですけど、ここで使われるエキスパンションというのは、まずその2026年には、固定したチームだけでひとつのトップリーグと言われるような、まだ名前は決まってませんけども、そのリーグを構成します。それとは別にディベロップメントリーグ・育成リーグというみたいな形でそれとは別のリーグをもうひとつ作りますと、そこで強い弱いで上に上がったり下がったりするわけではなくて、そのトップリーグと呼ばれるものに入りたければ競技面での強弱ではなく、経営面での規模で上を増やしていくというようなスタイルになっています。

これは以前の旧bjリーグが採っていた方式ですけども、毎年1チームなのか2チームなのかどんどんエキスパンション(拡大)していくと、そういう構造でやっていたのが旧bjリーグで、そのような形を採っていこうという構想になっています。

将来的には、最終的な目標としてはトップリーグに24チーム、そのほかの育成リーグ、ここでいったん育成リーグと呼ばせてもらいますけど、そちらも24チーム、合計48チームぐらいを目指していこうじゃないかという構想です。

その2026年のエキスパンション型という新しいリーグにするためにはやはり今のクラブはすべてB1・B2・B3トップを目指してやっているわけですから、いちばん上のリーグに入るにはどんなクラブなのか、という指標はこの構想の中に示されています。

そこで大きく3つに分かれていまして、まずひとつが経営規模の一つに当たる売り上げ12億円、これは総収入売り上げ、スポンサー、協賛金であったりですとか、チケットの売り上げ、グッズの売り上げ、放映権料の売り上げ、そういったものが含まれている年間の総収入売上高、これが12億円以上ないといけませんと、これがひとつめの基準になっています。

ふたつめの基準が観客動員数の1試合平均が4,000人以上ということが示されていて、こちらは現B1のクラブで何チームか達成しているところはありますけれども、ここもトップリーグに入るための要件の2つ目ということで明記されています。

そして3つめがソフトとハードの一体経営ということで、こちらは何かというと、簡単に言うと、アリーナ、自分たちで所有もしくは新設できるようなアリーナがあるかないか、または、この一体経営ということなので、試合をやるための予約がどこまで自由に取れるかどうか、というところを重要視していきますということです。
目的としてはやはりプロ野球ですとかJリーグのように平日の試合開催をどこまでフレキシブル(柔軟)にできるかということを全体的に目指していこうじゃないかということです。
今はどうしても行政の体育館をお借りしてホームゲームをどのクラブも開催していますので、やはり設営・撤収ですとか、コストの縮小ですとかいろんなことを考えて土日の開催というのが主な形になっていますけども、これをできれば1日ごとに対戦相手チームが変わり、NBAもそうですよね、NBAは82試合あって41試合がホーム、41試合がアウェイでやってますけども1日ごとに対戦相手が変わってどんな平日、週末でもゲームが行われる、そういう状態をBリーグでも北は北海道から南は沖縄までそういう環境を作っていこうじゃないかという構想です。

そうなってくるとやはりプロ野球のように経営規模が大きくなっていきますし、今は集客力でみると週末のほうがお客さん入るんじゃないかというようなイメージがありますけれども、それが定着していくとまあわれわれもB1に上がらせていただいてこれから水曜日の試合ですとか、月・金も一部ありますけれども、平日でもお客さまがしっかりアリーナを埋めてくださって応援していただけると、そういうようなリーグ戦を展開していこう、それによって経営規模、事業規模を大きくしていこうと、その狙いがあります。

なのでこちらの売り上げ12億円、平均観客動員数1試合あたり4,000人以上、ソフトとハードの一体経営(アリーナ)、こちらの3つの要件が主にトップリーグに入るための要素ということで構想で発表されています。

それで現状はコロナ禍ではあるので、B1には私ども信州ブレイブウォリアーズと広島ドラゴンフライズさんが昇格させていただいて、18クラブから降格なしということになりましたので20クラブ今あるわけですけど、このコロナ禍で島田慎二新チェアマンがクラブ全体、リーグ一体となって日本バスケット界を耐えしのいでこのまま生き残って、さらにコロナ禍が過ぎたあとには上昇していこうじゃないかということで耐えしのぐシーズンということで位置付けられています。

それによって降格なしというシーズンが2020-21、2021-2022までの向こう2シーズンのあいだはB1・B2の降格はさせないというようなルールが決定されております。

とはいえ、しっかりとB1のクラブライセンスということはBリーグを運営していくなかで重要視されていますので、そのなかでも資金繰り、こちらは2019-20シーズンが終わったときにも最重要要素ということでライセンス判定の基準となりましたけれども、資金繰りだけはしっかりと2021-22ももって抱えてその1年間の興行運営がしっかりできるような体制がないとB1ライセンスは発行できませんよとそういうようなルールになっております。

その後は段階的にこれまでもB1ライセンスの基準となっていました売り上げ3億円以上、3期連続の赤字はダメですよとか、あとは債務超過があるとアウトですよ、そのような基準を徐々に段階的に戻していきましょう、そのようなリーグのルールがいま敷かれているところであります。

なのでいったん、混ぜ持ってこのシーズンとその次のシーズンは降格なしで資金繰りだけはしっかり持っていてくださいというような形になっていますけれども、その先の2026年を目指すといったところに差し掛かってくると、先ほど言ったこの3つの大きな要素というのがどのクラブも重要になってくるのではないかということが言われております。

今現状がどうなんだということなんですけども、売り上げ12億円を達成しているクラブというのは前期の2019-20シーズンはまだ決算発表がされてないのでわからないですが、一昨年のシーズンにおいてはB1の5クラブがもうすでに12億円の売り上げを突破していますので、ここは今平均がB1で10億円と言われています。そういったところで今スライドで出ているこの5チームが売り上げ12億円を突破しているということです。

これも年々基準が上がってきています。というか売り上げの結果がですね。前期はその(売上12億円を超えている)チームが増えているかもしれません。
そして次の4,000人を突破しているクラブもリーグ全体を見てもB1のトップクラブのほうはどんどんとクリアしているところがありますので、今みなさんのほうにグラフで平均観客動員数が表示されていると思いますけども、ここで4,000人以上の3クラブですね、千葉ジェッツさん、川崎ブレイブサンダースさん、宇都宮ブレックスさん、この3クラブはもう平均観客動員数(4,000人)をクリアしているということです。

あとソフトとハードの一体経営に関しましては、ここは新しいお話ですと、アリーナの話だと沖縄アリーナというのが沖縄市に完成間近という話がありまして、こちらは1万人の規模を収容できるような素晴らしいアメリカスタイルのアリーナが完成するということが言われています。

あとは大阪エヴェッサさんがおおきにアリーナの賃貸契約を10年間押さえていて、ソフトとハードの一体経営を見事になされているというようなクラブ全体のお話があります。

TO THE NEXT STAGE & BEYOND

そして、われわれ信州ブレイブウォリアーズが今後BリーグのBEYOND2020も踏まえてどこを目指していくのかということなんですけれども、以前、このシーズンオフが始まる前くらいにですね、構想の発表をさせていただいたかと思うんですが、今スライドのほうでこれ見たことあるという方もいらっしゃると思うんですけど、信州ブレイブウォリアーズの将来構想ということで TO THE NEXT STAGE & BEYOND という題目でこの3つの構想を掲げさせていただいております。

こちらのボードに書いておりますが、まずひとつめというのがシェアリーナ(SHARENA)構想。このシェアリーナって何?ってことなんですが、シェアとアリーナという言葉を合体させた造語なんですけども、こちらは練習拠点とかウォリアーズの拠点となるような場所、もしくは建物を自分たちで確保しようじゃないかという構想です。やはり、優秀な素晴らしい選手・スタッフ・コーチが来てくれるという意味では、そういった環境の整備が最重要かなと考えておりますので、こういったシェアリーナといったウォリアーズの拠点ができれば、ここを日々成長の場として練習やトレーニング、それからコーチに関してはいろんな戦術を練ったり、そういった場にしていただければと考えています。
もちろん試合をするアリーナも大事なんですけども、やはりチームメンバー・フロントメンバーが日々いるというのはやっぱり練習会場であったり
勤めている事務所であったりということなので、できるだけこう複合コンプレックスの練習場があり、トレーニングルームがありそれからオフィスがありと、こういった一つの場所にまとまった機能が合体している、そこがウォリアーズの基盤となるようなそういうような場所を確保していきたいなと、そういうような構想です。

ふたつめにあるのが信州サマーリーグ構想でありまして、これが何かというと、どうしても夏のあいだはバスケットはオフシーズン中となりますけれども、できるだけ1年を通してバスケットで長野県を元気にしたいということがあるので、オフシーズン中もこの避暑地、夏場でも過ごしやすい長野県でサマーリーグというのを展開して、こちらは新人選手、大学選手ですとか、あとは海外選手、アジア戦略も始まりまして、うちもヤン選手が来てくれることになっていますけども、こういったアジア枠の選手とかも、Bリーグでプレーする前に信州のサマーリーグで一回リーグ戦に出てみて、それでアピールしてもらいたいと、そういうようなこれからの未来、有望な選手たちに集まってもらう場所ということで、夏の間の短期間のリーグ戦を展開していきたいなというふうに考えております。

これはまだ構想の段階なので長野県のどこかでというような今の段階ではありますけども、早いうちに2021年、来年から少しずつでもよいのでスタートしていきたいと考えております。

そして3つ目が1万人ホームアリーナ構想ということで、もちろん1万人規模の新設アリーナを建てるというのが夢、目標ではありますけれども、まずもってこの1万人の世界というのを今コロナ禍が過ぎた後、どのように展開していって、デジタルとリアルの世界両方で両立したような事業展開していきたいなと考えていますが、やはりホームアリーナというのはそこがファン・ブースターの皆さんが集まってきてくれて日ごろのバスケットの成果のショーケースではないですけども、そういったものを最高峰の舞台で、ウォリアーズの選手たちに皆さんに見ていただけるステージであることを追い求めていきたいというふうに考えていますので、もちろん、これはバスケットの試合を大前提にしたアリーナにしていきたいと思いますから、335日ですかね、Bリーグのホームゲーム公式戦が無いときでもいろいろ多目的に使えるような、国際試合大会を呼んだりですとか、バスケット以外でも、フットサルとかバレーボールとかバドミントンとか、いろんな室内競技をやったり、またはコンバージョンを変えてもしかしたらアイスリンクも張れてアイスホッケーができたりですとか、車の展示場とか音楽コンサートも呼べちゃうみたいなそんな1万人のアリーナ構想も進めていきたいと考えております。

もちろんこういうことをやっていくにはいろいろな方々のご協力、それから土地ですとか、お金、いろいろなものや大きな力が必要になってくると思いますけれども、やっぱりそういうことをやるには今からしっかりとこのBリーグのBEYOND2020という構想を見据えて、クラブ独自の将来構想を持って、それを具現化して皆さんに発表、知っていただきながら進めていきたいと考えております。

それに先駆けてクラウドファンディングを設立中で、近日中にはスタートできると思うんですが、今いろんなところでお世話になってる練習環境、これをどんどんよくしていきたいということでまずはトレーニングルームをホワイトリングの一部屋をお借りして、独自のウォリアーズ専用のものを作っていきたいと考えております。器材を購入する資金ですとか、そういった環境を整備するための資金を調達するためのクラウドファンディングスタートしていきたいと考えておりますので、みなさんのご協力をお願いしたいところです。

ちょっと駆け足でお話ししてきましたが、Bリーグの構想、それから直近のBリーグの運営の仕方、そして私たち信州ブレイブウォリアーズの将来構想のお話と3本立てで説明させていただきましたけれども、進捗どうなっているだとか、構想出した後の具体的な動きはどうだったのか、みたいなのも1回言ったらおしまいではなくて定期的に、進捗があった段階でみなさんに報告をしながら現況の報告とこの先、応援いただきたいこと、助けていただきたいことがある場合にはどんどん情報を発信していきたいとこのように考えておりますので、ぜひ引き続きウォリアーズの情報源をチェックしてもらえればと思います。

こういったものもBリーグの構想に関してはウェブ上に掲載されていますし、私たち信州ブレイブウォリアーズの将来構想というのもホームページはじめYouTubeとかでも載せていこうかと思いますので、こういったものも改めて理解していただきながらよくご理解できない部分は私に直接聞いていただいたり、質問寄せていただけるとありがたいなというふうに思っています。

いったん、ここまでが説明の時間とさせていただきます。

プレシーズンゲーム告知

プレシーズンゲーム in 千曲のお知らせです。
9月13日(日)15時から試合開始ということで富山グラウジーズさんを迎えてのプレシーズンゲーム、今期初めての開催が決定しました。ありがとうございます。場所はことぶきアリーナ千曲で行いますので、チケットの販売もこれから発表になっていくと思いますが、ぜひご来場いただければと思います。こちらのリーグの方針にもありますけれども、いちおう(収容に対しての)50%の入場制限をかけながらということになりますので、1,500人のお客様を上限とさせていただきたいと思います。もちろん、当然ですがコロナ対策をしっかりと取りながら、ソーシャルディスタンス、消毒、マスク、それ以外にも検温等々いろんなチェック機能を設けながら安全安心な興行を心がけていきたいと思いますので、ぜひみなさま久しぶりにウォリアーズのゲームを楽しみにしていただければと思います。
イワタニ長野様には今年もプレシーズンゲームの特別協賛をいただきました。ありがとうございます。

イワタニ長野 presents ということでプレシーズンゲームをぜひお楽しみに。

YouTubeチャットでの質問

Q. 外国籍選手の来日はどうなっていますか?
A. 入国が許可されていない外国籍選手ですが、うちの場合は全員、アメリカ国籍の3名と韓国国籍のヤン選手については入国許可がいただけるよう動きを取っています。明確に何日とは申し上げられないですが、制限下での動きを取っています。

平日開催もっと増えるのか~というコメントもいただいてますね。
これからリーグのほうも平日開催を増やしていきたいというのもあり、いったんは水曜日開催が主になっていますが、これからどういった曜日での展開になっていくかですかね。来期以降はそういうことが入ってくるかと思います。

Q. チケットはいつから販売でしょうか?
A. 近日中に発表させていただきます。

Q. (応援の制限があるなかで)ハリセンや(ビッグ)メガホンは?
A. リーグの方針で現状ですと声出しNG、タオルを振る行為、鳴り物は禁止となります。なので拍手、応援ボード、応援タオルマフラーを掲げるような応援スタイルになるかと思います。

Q. プレシーズン(ゲームの観戦で)県外の方、県をまたいだ移動は(大丈夫)?
A. センシティブ(慎重に扱うべき)なトピックスのため、詳細については改めて発表させていただきます。

Q. 選手名の入ったタオルを販売する予定はありますか?
A. 選手の個別の名前、背番号、似顔絵、写真が入ったようなグッズは展開したいとは思いますが、どれぐらい売れるのかというのがいちばんの争点になってきますので、極力努力はさせていただきたいと思います。

Q. 声援禁止なら、声援を音声で良いので流したりはできますか?
A. 機材の関係、技術面を確認しながらできればやりたいと思っています。

Q. プレシーズンゲームのテレビ中継はありますか?
A. テレビ地上波での中継のお話は現段階ではないですが、ネット配信については検討していきます。

Q. 特製グッズ販売してほしいです
A. 頑張ります!

30分経ったでしょうか。
本日もウォリチャンライブをご視聴いただきましてありがとうございました。
また次回は不定期?来週火曜日?にやりたいと思いますので皆さん楽しみにしていてください。
それではまた、ありがとうございました。

この記事が参加している募集

Bリーグ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?