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【明暗】2024松本山雅FC YBCルヴァン山口戦レポ

2024年3月13日(水)松本市のサンプロアルウィンへ松本山雅FC YBCルヴァンカップ山口戦に行ってきました。
この試合は事前に解説したとおり、シーズンパス対象外試合かつ、全席指定席での運営となりました。

山雅ホームゲーム史上初の取り組みですので、その過程や当日の様子などもお伝えできればと思います。

全席指定席ですので自分はまず、どの席に集中して(座席指定されて)買われるかというのにまず興味があったんですね。
なので、試合前日の23時時点でサンプロアルウィンの全座席で買えなくなっている座席数、つまり発券されている座席数を数えてみることにしました。
令和になってもやることはアナログです。

結果はこちら。

実際に数えてみた

まあこのように可視化してみると、どの席に人が集中しているのかが一目瞭然ですね。同じホーム指定席でも明らかにゴール裏に集中しているのがわかります。

まあ簡単に言えば山雅のゴール裏から人がいなくなればクラブも存続できなくなるということでしょうね。クラブの経営を悪化させてまで闘わない奴はゴール裏に来るなと排除の道をたどりたいのであればそれもひとつの選択ですので自由にすれば良いと思いますが、ただ言われた側はゴール裏ではなくスタジアムに来なくなるだけですので、まあそのあたりについてはまたnoteで触れたいと思います。
こちらも参考にしてみてください。スタジアムに人を呼んでも客が排除してしまうからJリーグに人が来なくなるという内容となっております。

ただ、熱い応援のゴール裏を作りたいという思いはわかりますので、何か名案はないでしょうかね。
話がそれました。

さて、試合当日の天気は晴れ予報でしたので大丈夫かと思われたんですが、前日の火曜日になかなかの積雪があったんですね。

火曜日に雪かきやりますとお知らせが来て、その翌日(試合当日)にはなんと、、

なぜホーム開幕戦の時よりも参加された方が多いのでしょうか。
本当に感謝です。

前にも書きましたが、現行のシーズンだろうが秋春制になろうが雪は降るときは降るし降らないときは降らないので、それを完全に避けるにはもう雪の降らない地域に引っ越すとか札幌みたいにドームにするしかないわけで、雪ともうまく付き合っていかないといけないのですが、アルウィン自体が雪に弱い(雪に対応できない)という考えになっていくともっと考えや視野が広がっていくのかなと思っています。
南ゴール裏のスタンドなんて降雪後に凍ってしまうと危険ですからね。
何か名案はないでしょうか。

ただYBC山口戦が無事開催できたのは雪かきに参加されたみなさまのチカラのおかげです。改めて感謝です。


LED照明の効果

まずアルウィンに着いて感じたのは照明の明るさです。
みなさんピッチが明るくなったと感じていましたが、個人的に評価しているのはコンコース(通路)が明るくなったことです。

雪かきしていました
凍結してしまうと危ないんですよね

私たちはいちおうお客の立場になりますので、どちらかというとピッチ上が明るいのは当たり前の話で、お客が利用するコンコース(通路)が明るいというのが大きいと思っています。
ただ照明というのはあくまで「裏方」ですので、試合中に一部の照明が突然消えたりなど明暗部分に気を取られてはいけないことですので、改善をお願いしたいところではありますね。

全席指定席の効果

開場時間に間に合わなかったので人の流れがわからなかったのですが、まあこの集客数でも待機列抽選やって先着順に入場していたらどれだけそこに人員コストかけているのかと、あと抽選間に合わないからそもそも観戦に行かないだと観戦のハードルが上がってしまってただでさえ少ない集客に追い打ちをかけますので、全席指定席というのはある意味合理的でもあるのかなとは思います。

キックオフ30分前に当日券を求める列

それに事前にどのブロックに集中しているのかを知っているので、当日どうなっていたかも見ていきましょう。

メインスタンド

SS席、S席、B席はやはりセンターサークルに近いところから埋まっていく傾向にありますね。
そして北側の中途半端な座席を選ぶ人などいない笑
まあ指定管理者でしたらこういった空き席をテーブルシートなどのバラエティシートに変えてしまえばいいのですが、そうはできないので現状だともし埋めるなら価格差をつけるしか方法がないでしょうねえ。

バックスタンド

まあ、A席を買うくらいならそのA席とホーム指定席の際のところを買うよねという傾向が丸わかりですよね。笑
あと、A席内では不自然に買えない席が多数あったので、いちおうそれも発券数としてカウントしました。ただ実際のところ、A席とメイン側のB席という中途半端な座席が不人気であることがこの全席指定でさらに明確になったような気がしています。
自由席で発券してどこで観戦するかと、事前に座席を決めておいて観戦するのとでは傾向が違いますからね。

北ゴール裏

事前での予測では111枚発券だったので、やはり事前でも当日でもあまり需要がない座席ということなんですよね。
まあ、北側を選んでいる方もいることはいるのですが、ホーム自由席のスタンドが埋まっているから仕方なくこちらで見ているという方のほうが多い座席であるというのが可視化されたように思います。
アルウィンへの観戦の入口として、招待券の座席場所としてや価格差をつけても良いと思いますね。

南ゴール裏

なんだかんだで事前に1,000枚ちかく発券されていたのが南ゴール裏でした。


このあたりはすでに凍結していました

上段の立ち見エリアはエリア内自由としていましたが、実際に数えたところおおよそ80~100人くらいの方が観戦していました。
まあこれだけの入場者数でしたらフレキシブルに使えば良いでしょう。

個人的には山雅の生命線はゴール裏だと思っているので、厳しい言い方をすれば安売りしたり何なら招待券も入れてほしくないんですよね。
それは招待券を否定しているわけではなくて、ゴール裏はお金を払って観戦する場所にしたいんです。
まあそこは名案になるかどうかもわからないですし、今回は全席指定席による座席の傾向調査なので、詳細についてはまた別途に書きたいと思います。

試合観戦

今日はSS席で見ていましたが、まあ寒い寒い。
最後まで明暗はっきりしない試合内容でしたねえ。
観戦されたみなさん、特に追い付かれたけど最後まで闘っていたゴール裏のみなさんも本当にお疲れさまでした。

なんだかんだで山雅ホームゲーム運営で初のPK戦
ガンズくんも初のPK戦(のはず)

試合終わったのが21:51でしたので、山雅ホームゲーム史上最も遅い試合終了時間となりました。

いやあしかし、午前中からの雪かきに始まり、これから撤収作業に入るわけですからボランティアさん含めスタッフさんも寒いなか夜遅く、日付が変わるまでありがとうございました。
逆に22時終わりの1万人運営になったとしたらどうなってしまうのかというのも気になります。
よくプロ野球は平日も集客出来てうらやましいという話出ますけど、プロ野球の平日ナイターなんて終わりが毎試合21時から22時までかかりますから、まさにこんな感じですからね。
いろんな点が初だったように感じました。
この経験を活かしてこそクラブは成長できるものだと思います。

以上、【明暗】2024松本山雅FC YBCルヴァン山口戦レポでした。

どなたか気づいてあげて

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