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#1 デザイナー3年目の記録日記

グラフィックデザイナー3年目のshiokaと申します。
名古屋のある広告制作会社に勤めながら、毎日勉強の日々。
そんな日々を記録として残していくためにはじめてみました。

「自分を変えたい」

芸術大学を出て、現在デザイナー歴3年目の25歳。
なんでデザイナーという職を目指したのか。
その理由は、幼少期まで遡ります。

わたしは幼少期、引っ込み思案でいじめられっ子でした。
人の目を見て話せない。自分自身が嫌いで毎日過ぎていくのを耐える日々。
そこで楽しかった記憶といえば、母が作っていた季節のカードや看板などを手伝っていたこと。
鉛筆を使えない年齢の時から傍で見ていて自然に自分も興味を持っていました。

中学3年生のとき、早めに受験が終わったわたしは、何かクラスのためにやりたい。と引っ込み思案の殻を破ろうと毎週背中を押してくれる歌や、卒業に向けての思い出を記したプリントを作っていました。イラストも交えて楽しく読みやすいものを。
そこで自分の存在意義みたいなものが気づけたんです。
みんなが喜んでいる顔。
それを想像して書いている時間はとても幸せだったことを覚えています。

高校に入り、周りは知らない子ばかり。
誰も過去の自分を知る子がいない。
チャンスだと思ったわたしは生徒会に入ることに。
今までしてこなかった自分から意見を言ったり、自分から行動していく、その中の成功体験を重ねることで自分が変わっていくのを感じていました。
例えば文化祭のバックボーンや、垂れ幕、パンフレットの制作。
描くのは好きでも決して得意とは言えない絵心で必死に夜遅くまで残って
生徒会のみんなと作っていました。
みんなが楽しんでくれる文化祭を成功させようと一致団結してみんなでつくる。
わたしにとって今までにない存在価値を知ることができた貴重な体験で、ずっと記憶に残っています。

Q.自分はなにをしたい?

大学進学は決めていましたが、どの分野に行くかはぶっちゃけ悩んでいました。
管理栄養士・服飾デザイナー・インテリアデザイナー・フラワーアレンジメントなどなど…
この時はまだ自分に何が合うのか全くわからない段階だったので、独学で学べないっていうのと、人に自慢できるかっこいい職(笑)という理由でインテリアもグラフィックも学べるデザイン学科のある大学に進学しました。
最初は周りとの差に焦りもありました。
高校から絵を学んできていたりしてもう皆プロ並みに絵がうまい。
それに比べてわたしはせっかちな性格もあって絵の具が苦手だったんです。
だって乾くの待てないじゃないですか…
そのせいで目の周りが黒く滲んだ自画像や、泥色のような風景画など数々小中学校の時に生み出してきていました。
絵では食べていけないと大学入って痛感したわたしは、何がわたしの持ち味なんだろうと呆然と考えていると、あるグラフィックデザイナーの方の講義を受けることに。
そこでわたしは90分釘付けになったんです。
問題点を洗い出して、ターゲットに向けてどうアプローチしていけば集客がアップするのか。今となっては当たり前ですが、その当たり前を教えてくれました。
デザインは人を幸せにできるということを分かりやすく尚且つ生き生きとしたその方の講義に度肝を抜かれ、グラフィックデザイナーになる!とそこで即決しました。
皆さんもご存知の「パルコアラ」アートディレクター小杉幸一さんです。
考え方もデザインも大好きなデザイナーさんの1人です。

A.グラフィックデザインで人を幸せにしたい

中学高校の成功体験をそこで思い出しました。
デザインで人を幸せにしたいっていうのは少なからず思っていたんだなと。
3年生になったわたしは、グラフィックデザインのゼミに入ることに。
何人か先生はいたのですが、まあその先生は厳しく細かい先生で有名で…
だけども驚くことに小杉さんの恩師だったのです。
そりゃその先生一択です。
がむしゃらに日々の課題をこなし、小中高とオール3で生きていたわたしが
首席一歩手前のところまで来ることができたのです。(首席の子はもう天才レベルでした…)
人にどう幸せを届けるか、そのことだけを考えていたら絵が苦手でも居場所ができたのです。
人の幸せを考えていると自分にも返ってくる。
そんな幸せな職はありません。

夢のグラフィックデザイナーに

1社目はデザイン事務所、2社目の現在は広告制作会社に勤めています。
夢にまで見たデザイナー。もちろん現実は甘くありませんでした。
毎日終電の日々、徹夜もあるこの業界。
思ったようなデザインができない。
自分のデザインが全部ダサく見える。
ディレクターと揉める日々…
ストレスで病気になることもありました。
こんだけ身を削っているデザインという仕事。
なぜかどうやっても嫌いになれない、寧ろどんどん好きになっていってる。
やはりデザインのその先に人の喜ぶ顔がみえるからなんでしょうか。
不思議です。

そんな苦しいけどやりがいのあるこの仕事のことをもっともっと知ってもらいたい。デザインってこんなに楽しくて幸せを届けられる。更には幸せを貰えちゃうなんて。
国語が2番目に苦手だった私がデザインが好きすぎてブログを始めます。
3年目というまだまだ駆け出しデザイナーですが、勉強の毎日を綴っていきます。まずは週1〜2回を目標に…

どうぞよろしくお願いいたします(^ ^)

普段のお仕事以外にも、個人的にボランティアしたいことが沢山あります。この記事が為になった!と思ったらご支援頂けると嬉しいです…!