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No.4 生徒様によるコンサート「Inspire ConcertVol.1」開催しました!

こんにちは!
liber Music Member ピアノレッスン担当の山田志織です。

新年最初の投稿です!
昨年は教室を立ち上げ、試行錯誤の中なんとか年末まで駆け抜けることができました。お通いいただいている生徒様や支えてくださるご家族の皆様に大変感謝しております。いつも本当にありがとうございます!
2024年もより一層ピアノと向き合い、自己研鑽しつつ、それを生徒様にもお伝えしていけたらと思います。

さて!少し日があいてしまいましたが・・・
昨年12月10日(日)に、「liber Music Member」として初めての、生徒様によるコンサートを開催しました!
ご出演・ご来場くださった皆様、ありがとうございました。
今回は、それまでの準備から当日までのレポートをダイジェストでお話しします。

「企画してみよう!」と思ったきっかけ

生徒様によるコンサート、いわゆる「発表会」。
5月のレッスン開業から約7か月という短い期間での挑戦でした。
まだまだ駆け出しであり、まずはより多くの方にピアノを楽しんでいただくためのピアノレッスンを提供することが目標だったため、当初は今年中に開催が果たしてできるのだろうか・・・?と思っていました。
そもそも、発表会ができるほどの参加人数が集まるのかも分からず・・・。

ですが、幸いなことに「人前での演奏にチャレンジしたい」という思いでいらっしゃる生徒様は一人、二人ではなく、そしてそれを見てみたい!という生徒様も集まりそう、ということが分かりました。
それであれば、どのような規模であっても、ご参加くださる方に向けたコンサートを作ろう!という思いが強くなりました。

7月頃から生徒様に、発表会を企画予定である旨をお伝えし、一番多くの方が参加できそうな日程を絞りました。
演奏で参加予定の皆様の選曲は、「すでにレッスンで取り組んでいるものを弾きます!」「とっておきの一曲を選びます。」「先生と連弾だったら挑戦してみようかな。」など様々でした!
今回は見学のみの方も、どんな感じなのか様子をみて今後自分も人前での演奏を目指したい、とおっしゃってくださいました。

本番を想定した練習の大切さ

今回のコンサートへご出演される方のレッスンで意識したことは、「本番を想定した練習」です。
ご出演者の半数以上が、私のレッスンに通ってから初めての”発表会”へのチャレンジでした。幼少期にピアノを習っていらっしゃった方も、当時ご出演された発表会ではとても緊張してあまり良い思い出がない・・・とおっしゃっていたため、その方や発表会経験がある方も含め、今回が初めてのつもりで準備をし、楽しんで本番を迎えられることを目指してレッスンを進めていきました。

本番をイメージした練習で主に取り組んだことは、次の三点です。

・グランドピアノの上蓋を全開にする
(本番も会場のグランドピアノの上蓋を全開の状態で弾くことになるため、普段とは違う音の響き方や鍵盤のタッチ感を体感していただく。)
・その日のレッスンの最初にいきなり曲の通し練習からやってみる
(ハノンや基礎練習テキストなどをレッスンの初めに実施している方が多いが、発表会では弾き始めが本番のため、あえて指慣らししないで弾いてみる。)
・演奏をスマホで録音する
(録音を回し始めると、人前で弾いているような「うまく弾きたい!でも緊張する!」という心理と同じ状態になるため良い練習になる。また、後から聞き返して客観的に自分の演奏の良かったところ、反省点が確認できる。)

それ以外にも「椅子の高さや座り位置を慌てず確認」「演奏前に深呼吸する」「間違えても止まらず先に進む」など、個々で意識・実施することを決めてそれをレッスン内でも練習しました。

上蓋を開けると、見た目はもちろん、音の響き方や鍵盤のタッチ感も大きく変わります!

幼少期にピアノを習い、発表会経験のある生徒様からこのようなお言葉をいただきました。
「子どもの頃のレッスンって、発表会の前でもいつものように練習曲を弾いて、その後に本番の曲を弾いて・・・という流れだったから、発表会に備えた練習はしたことがなくて驚きだけど、やっておいて良かったです!」
確かに、私自身も幼少期の頃のピアノレッスンはそんな感じだったなぁと思い出しました。いつも通りハノンやツェルニー、バッハなどを弾いてから本番の曲という流れ。それと同時に、年を重ねるごとに先生から演奏前の呼吸の整え方を教わったり、レッスンの初めに本番の曲を通す練習や他の生徒との弾き合い会などをした経験も頭に浮かびました。いつもと環境が違うと緊張しますが、とても良い練習になりますし、本番の時もそうなのだからむしろやっておくべきだと思っています。

また、別の生徒様も、
「家でも録音して練習しました。」
「スタジオのグランドピアノで練習しました。」
「本番の会場と同じメーカーのピアノを借りてリハーサルしました!」
「駅ピアノで何度か練習してみました!」
「暗譜、挑戦してみます。」
「本番をイメージした流れの練習、やっておいて良かったです!」
など、それぞれ当日に向けて熱心に取り組まれている様子がとても印象的でした。

本番当日の演奏!一人一人が主役でした。

コンサート当日、開演前は演奏を控えた生徒様の緊張した様子が伝わってきました。わずかに生徒様同士でお話しする姿も見られましたが、各々が本番に向けて集中したり軽く体を動かしたりしていらっしゃいました。
いよいよご出演者の演奏!
司会進行を務める私がご出演者へ「選曲理由」をインタビューし、そのあとに演奏していただきました。
ピアノに向かうご出演者一人一人が主役で、とても輝いていました!
レッスンの中で本番のために練習してきたこと(音楽的な要素、椅子の準備や深呼吸など)が全員しっかりと発揮できていました。
皆様、堂々と弾かれていて本当に素晴らしかったです・・・!
生徒様の演奏の後、私から一曲、そしてliberSYmphonis.からも一曲、それぞれクリスマスに合った曲を演奏させていただきました。

コンサート後の休憩時間では、演奏が終わってホッとした表情の生徒様が感想をお話しくださいました。
「緊張しました!」
「あまり覚えてないけど、楽しかったです!」
「練習したところがうまく弾けました!」
「ちょっと急いじゃいました・・・」
「間違えたけど、最後まで弾き切れて良かったです。」
それぞれに良かったところ、反省点を感じていらっしゃいました。
そして、休憩時間では開演前よりも、演奏された生徒様・観覧にいらっしゃった生徒様が垣根を越えてお話しする様子が見られて嬉しかったです!

ご出演者の皆様、ありがとうございました♪

交流&参加できるコミュニティイベントにしたい!

規模が大きくないからこそ、日々ピアノに向き合う生徒様同士の距離を縮められる良い機会になりそう!と思いました。
そこで、生徒様によるコンサート実施後、参加者全員でできるレクリエーションを企画しました!
このレクリエーションでは、『参加者同士がコミュニケーションを取る』『参加者全員がピアノに触れる』という2点を目標に掲げ、どうやったら実現できるのかをああでもない、こうでもないとじっくり考えました。

そして、実施した内容は・・・
①チームごとにクイズに答えていただく
あらかじめ決めていたチームごとに分かれ、二問ずつクイズに答えていただきました。このクイズはまずチーム内で相談して考えていただき、もし分からない場合は他のチームに聞くともしかしたら分かるかも・・・!?というものでした。チーム内でのやりとりはもちろん、他のチームにも答えを求めて声をかけに行ったり助け合ったりと、参加者の皆様が交流される姿がたくさん見られました。
クイズに正解したら、次のゲームで使用する「音符カード」をこちらからお渡ししました。

②「音符カード」で作曲したものを弾いていただく
先ほど①でお渡しした複数の「音符カード」を並び替えて、一つのフレーズを作っていただきました。いわゆる作曲ゲームです!
音符、休符、タイなどのカードを自由に組み合わせてチームごとに作ったフレーズを実際にピアノで弾いていただき、それを全チーム分繋げてひとつの曲にしてみました。
チームの一人の方に弾くのをお任せしていたケースもありましたが、観覧のみの方も含め、参加者のほとんどがピアノに触れることができました。

レクリエーションで使用したお手製音符カード

実は、元ネタの曲をあらかじめ作っておき、それをバラバラにしたものだったので新たにどんな曲ができあがるかドキドキでした・・・!
liber SYmphonics.によりまずは元ネタの曲を演奏し、その後新しくできた曲を初見で演奏させていただきました。
きれいなメロディーになっていたところ、トリッキーな動きのメロディー、タイをうまく使ったフレーズや次への繋がりを意識した流れなど、それぞれのチームの個性がよく出ていて、感動やおもしろさの詰まった一曲が完成しました!
演奏を聞いた皆様は「お~!!」という驚き・安心の声と大きな拍手をくださいました!元ネタを作ったliber SYmphonics.もホッと一安心・・・でした。
イベント実施時にもお話しさせていただきましたが、今回皆様で作っていただいた曲をリメイクして、liber Music Memberのコンサートのテーマ曲にしたいなぁ、と考えております!

私自身も企画・運営上の反省点が色々とありましたが、初めて自主企画での生徒様によるコンサートが実施できたことはとても大きな経験となりました。今後も生徒様がピアノをより楽しみ、上達を目指し、音楽仲間の輪が広がっていくようなイベントを企画したいと思います。

長くなりましたが、最後までお読みいただきありがとうございました♪

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