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siomemo892「悩む力~べてるの家の人びと」

僕の中に「べてるの家」というマイブームが到来していたのはいつだったか。この『悩む力』(みすず書房)が出たのが2002年なので、その前のことだったのかも。2度目か3度目かの「べてるの家のマイブーム」(今度は「1人1研究所社会」の観点から「一人一研究」と「当事者研究」を学ぶ)が2024年、思いがけず到来。なつかしく、『悩む力』を再読してみました。とてもいい本です。

2023年9月、故郷・綾部の離れを解体するにあたり、部屋をかたづけていたら、博進堂文庫シリーズ20という小冊子が出てきて、下関に持ち帰りました。向谷地生良さん+川村敏明さん+清水義晴さんの鼎談集。タイトルは『「べてるの家」に学ぶ』(1996)です。発行者である新潟の印刷会社・博進堂さんから自分で注文して買ったのか、誰かにいただいたものなのか、覚えていないのですが、まさにこの小冊子はいま僕が探している「べてるの家」に「一人一研究」という考え方を伝えた清水義晴さん(博進堂4代目社長)が仕掛けた本でした。「当事者研究」には関心があるけれど、関連書は読んだことがなく、2024年、『当事者研究の研究』を手に取り、清水義晴さんの存在を(あらためて)知った次第です。「1人1研究所社会」に向けて、よい風が吹いています。

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