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入梅のお菓子「よひらの花」

*本日よりお菓子のご提供を再開いたします。
これまで5日間だった提供期間を延長し、水曜はじまりの翌週土曜まで、日曜は休売とさせていただき(お持ち帰りは今しばらくお休みです)。
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6/10〜20 入梅のお菓子「よひらの花」
梅雨空のもと、やさしい色で心なぐめてくれる紫陽花を、錦玉羹とレモン餡で映しました。
6月の6のつく日に紫陽花を半紙に包み紅白の水引で根元を結んで逆さにつるして魔除けにする風習があるそうで、紫陽花の花の一つ一つを「目」に見立てて邪気を防ぐと伝わる地域もあるのだとか。トルコのナザールボンジュウのように「目」を魔除けにする風習はあちこちで見られますね。今年はぜひお宅の軒先にも一枝どうぞ。
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◎季節の一句

『紫陽花の濃淡観音五つの目』
紫陽花は咲き始めは白、しだいに緑、青、紫、桃色などに微妙に色を変え、色の妙がある。また、観音には五つの心の目があるという。真観、清浄観、広大知恵観、悲観、慈観の目である。混迷の世、紫陽花の濃淡に優しい仏のさまざまなまなざしが重なった。

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作:志田円/福岡・北九州の俳句結社「自鳴鐘」同人

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