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サインに気づくこと

今日のお菓子、菓銘は #下萌 (したもえ)
雪の下からわずかに覗く早春の緑。春の兆しをうつすこの時期のお菓子です。山の芋をつかった #薯蕷練切 でこしらえました。

先日デイケアにお勤めの方とお話しする機会があり、通われている方でお元気な方はちょっとした不調にすぐに気づいてご相談されるそう。一方で「自分でなかなか気づけなくてついこじらせちゃう!」という声もよく聞きます。

サインに気づくこと、ささいな変化が何の兆候か知っていることはセルフケアの基本。悪化させると医療の力が必要になりますが、気づくのが早ければ早いほど自分自身で対処できることも多いです。

中医学では自然からのサインと自分のからだやこころからのサイン、両方を組み合わせてケアします。サインが示唆するところを知ると同時に、自分で気づく力を養うことも大事。私にとっては和菓子や茶道、散歩が自然からの声にいち早く気づくための習慣付けになっています。

もう一つ大切なのは、どんな対処ができるかを知っていること。高齢者の認知症や誤嚥性肺炎につながる嚥下障害などに漢方薬が有用であることを示すエビデンスも出てきていますが、こうしたquality of lifeを良くする仕組みは年齢問わず共通です。今の習慣は未来の自分へ、そしてゆくゆくは先に老いていく身近な人との暮らしに役に立つギフトです。

いよいよはじまるスローエイジング講座、2/5の立春の会、もう少し募集中です。詳細はこちらより

#スローエイジング講座2019 #SA講座
#こよみ薬膳
#立春の会 2/5(火) 東風(こち) 春を告げる
→春風が吹きはじめる頃のさまざまな不調に
#啓蟄の会 3/5(火) 虫なだめて蝶と化す
→年度の節目にストレスケアを
#穀雨の会 4/16(火) 水治めて慈雨と成す
→胃腸のはたらきを左右する水分代謝を見直す
#japaneseconfectionery #homemade
#springiscoming

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