いまの台湾 | 2022.12.29 台南
これは、久しぶりに触れた「いまの台湾」をひたすら貼っていくアルバム。
旅をした6日間、私たちは、2人で3,574枚もの写真を撮った。
3年という長い時が過ぎたけれど、台湾はそれほど変わってはいなかった。
思いがけず変わっていたのは、私たちの方だった。
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2022年12月29日(木)
台湾桃園国際空港 → 台南
肌寒い台北を素通りして、南へ向かう。
台南。
古さと新しさが無秩序に入り交ざるさまに、理屈なく胸が震える場所。
3年前は、食べることにしか興味がなかった私たち。
満腹になると、時間を持てあましていた。
今年は、アートと仲良くなったから、台湾での楽しみがたくさん増えた。
正直に言うと、元々台湾には「おいしいローカル飯が食べられる場所」ぐらいのイメージしか持っていなかった。
3年前、台湾を2回訪れたあと、新井一二三さんの『台湾物語』を読んで、そんな自分を深く反省した。
日本統治時代のことを、私たちは知らなければいけない。
もちろん、その後の東アジアの歴史も。
ただ「おいしい」だけではない台湾は、以前訪れたときより濃い色に見えた。
熱くも寒くもない台南の町を、ぷらぷらと歩く。
歩道の幅は台北や高雄より狭く、何度も轢かれそうになる。
台南でのごはんは、道端の食堂にふらりと入るのが楽しい。
どこもかしこも賑わっている。
いつの間にか、夜。
暗くなっても、安心して歩けるのが台湾のいいところだと思っている。
新しい店が生まれ、町が変化していく。
台南では、その過程に触れられる。
今回、台南を訪れたかった理由の一つは、もう一度「神農街」の空気を吸いたいと思ったから。
なんだか、私の心のどこかに、しっかりと根をおろしているような場所。
海安路芸術街を通り、ぷらぷらと30分ぐらい歩いて「藍晒圖文創園區」へ。
夜もアートが楽しめる台南は素晴らしい。
「藍晒圖文創園區」では、壁いっぱいに描かれたアートを楽しめる。
平日夜20時でも賑わっていた。
まだ食べ終わりたくない私たちは、ぐるぐると台南の町をさまよう。
ぷりっぷりのイカを求めて。
夜の台南は、意外と寒い。
近くの三越でビールを買い込んで、これまた近くの食堂で紅油炒手などをテイクアウト。
食堂のおじさんが、ここで食べていきなよとジェスチャーしてくれたけれど、やっぱりどうしてもビールと合わせたくて。
台湾料理をつまみながら、二人でゆっくりお酒を飲む台南の夜。
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■ 入出国のこと、まとめました
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