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要約『世界一の眼科外科医がやさしく教える 視力を失わないために今すぐできること』 著者 深作 秀春

●ベストフレーズ

新しい情報社会の時代では、私たちの目の機能がより重要になってくるのです。さらに、いまや100歳の長寿の時代といえども、実は目の寿命は60~70年とずっと短いために、私たちは目の寿命を延ばす工夫が必要なのです。 2ページより


●はじめに

情報化社会の最重要器官を守ろう!

本日の一冊は、世界的に著名な眼科外科医である深作秀春氏の『世界一の眼科外科医がやさしく教える 視力を失わないために今すぐできること』です。

世界的著名な眼科医が、目の仕組み、病気や健康法について分かりやすく図解。最新の予防・治療・手術についての情報も紹介しています。目の正しい知識を理解することで、病気を防ぐだけでなく、万が一のときも恐れずにいられる、一家に一冊は欲しい目のバイブル本です。

●本文要約

1.人生百年時代、一番気を遣うべき場所「眼」

人間は、情報の9割が目から入ると言われており、この新しい情報化社会の時代では、私たちの目の機能がより重要となってきます。どうすれば目の寿命を延ばし、生活の質を保つことができるのでしょうか。

実は目の寿命は60~70年と人間の寿命よりもずっと短いため、私たちは日ごろから目の寿命を延ばすための工夫をしなくてはいけません。目の健康を保つための生活をし、病気になったときはよい治療を受けるための正しい知識を身につけることが必要なのです。

目に関する誤った知識を持ち、誤った方向で取り組みを行っていても意味がありません。また、正しい知識がないため治療をあきらめたり、まちがった治療で視力を失ったりする人がいるのも事実です。

著者は、アメリカ眼科学会で最高賞を20回も受賞し、世界最高の眼科医に贈られる「クリチンガー・アワード」も受賞した現役のスーパードクターです。権威ある著者によるこの本で、目によい暮らし方と、目の病気の正しい予防と治療を学び、より高い質の人生を過ごすことができます。

2.目の寿命を延ばす方法

100歳の長寿時代とも言われる中、目の寿命は60~70年とずっと短いのが事実です。そこで、私たちは目の構造や働きについてしっかりと理解したうえで、目をよくする栄養や生活の知恵、そして最新の治療法を理解し、目の寿命を延ばす工夫が必要です。

まず、目は臓器の中で唯一むき出しの臓器であり、外からの障害を受けやすく、注意深く守らなければなりません。花粉症、目の周囲のアトピー性皮膚炎、皮膚の乾燥などにより無意識にふれたりかいたりすると眼底の網膜をはがすほどの刺激になります。直射日光も危険です。また、目の病気の多くは毛細血管の劣化から起こります。60代で30%の毛細血管が減少すると言われており、目も例外ではありません。糖尿病により眼底の毛細血管が詰まったり破れたりすると、最悪の場合は失明することも。毛細血管を健康に保ち血流を維持することが大切です。

目の健康を保つために、予防は最大の治療です。目にとって過酷なこの時代に、食事や運動、睡眠で生活リズムを整え、寝る前には副交感神経を優位にして血行をよくし目を休め、ブルーライトや紫外線カットのメガネで網膜を守るのは必須です。ただし、目の簡単健康法が世の中にあふれている中、医学的根拠のないどころか有害なものもあります。眼球体操は網膜剥離を起こし視力を失うことも。ピンホール眼鏡、見るだけで目がよくなる絵なども効果はありません。

疲れ目やドライアイなどは食生活やセルフケアでの改善や悪化予防ができます。しかし、加齢により水晶体が濁り視界が白くかすんでしまう白内障、視神経が圧迫されることにより視界が欠けたり狭くなる緑内障など、手術が必要な病気も。信頼できる眼科医を選び治療を受けることが大切です。

3.目の健康を保つために、日常からできる目の休養のさせ方とは

疲れた目を休めるには、遠くを見て毛様体筋をゆるめればいいわけです。遠くをぼんやりと見るのが最高の休息法なのです。 76ページより

現代の目の疲れのほとんどは近くの見すぎが原因です。近くを見すぎて、長時間、毛様体筋が緊張し続けるため疲れるのです。疲れた目を休めるには、遠くを見て毛様体筋をゆるめればいいわけです。1キロ以上先の建物や山などを見て、毛様体筋を定期的にゆるめましょう。目の休憩用のスポットを決めておくのもいい方法です。また、室内でも


続きは以下リンクからお読みいただけます。(残り6100文字)


4.目のためにとりたい栄養とは?食生活で目のためにできること
5.医学的根拠がない健康法は危ない?眼球体操、見るだけで目がよくなる絵などには気をつけて
6.スマホのブルーライトは目を疲れさせる!少しでも影響を減らすためには?
7.適正な視力矯正が目の負担を減らす
8.花粉症、アトピー性皮膚編から目の病気に?網膜剥離を起こすことも
9.失明原因の半数以上は身近な目の病気である。そのうち、4分の1は緑内障が占める。
10.白内障が進むと怖いのは日常の見え方。よく見えないと認知症や寝たきりの原因にもなることも
11.緑内障や白内障を治せるのは手術だけ。早期に信頼できる医師のもと治療を
12.後悔しない眼科選びとは?どうすれば技術力のある眼科医を見極められるか


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