見出し画像

【自分にとって大切なものを選び取る】リモートワークの孤独とたたかう日記7/10

リモートワークをして過ごす日々を日記にしている。

7月10日、納豆の日なので納豆に関する投稿をしようと思っていたがやめにした。
またいつか気が向いたときに投稿することにしよう。

自分にとって大切なものを選び取る

友人とオンライン通話をした。

突然話したいことがあると言い出し、あるブログをシェアしてくれた。
ブログの中で「マルチ商法に引っかかりそうになった話」をする彼女の投稿の節々に書かれている趣味が、友人の趣味と全く同じだった。

マルチ商法に引っかかりそうになった彼女は、まさに友人のことだったのだ。

友人は一連の話をした後で「今日のnoteのネタにしていいよ」と言った。

人の話をネタにするのは少々違う気がするのだが、おそらく友人が今回の話をしてくれたのは、遠からず引っかかりやすそうな私への注意喚起の意味もあるのだと捉えている。

このような告白をしてくれた友人の思いに応えるには、こちらも思いをきちんと言語化してみるのが筋なのではないかと思ったので、「友人がマルチ商法に引っかかりそうになったと聞いたときの私の話」を書いてみる。

--

誘いのきっかけは読書会への参加だったそうだ。
誰かと本を読み感想をシェアし合うと読書を続けていくモチベーションが保てそうだと思い、ネットで探した読書会に参加したとのこと。

その中で他のセミナーにも誘われ、参加するようになった。
具体的にどんな話かは聞き忘れてしまったが、夢とか自分の価値観を持つのが大事で、そのために必要なビジネスに関する話を聞き、えらく勉強になったようだ。

その後「本格的なビジネス」の話への勧誘が始まったとのこと。
(読書会への参加からビジネスへの勧誘までの期間が半年~1年弱。結構じっくりリードナーチャリングするんだな…ということにびっくり。)

「マルチとかネズミ講とか、世にいう怪しい商法とは一線を画す別物だ」とその手の方々は言葉巧みに教えてくれるそうだ。

友人づてにそのビジネスでの稼ぎ方の話を簡単に聞いたが、身銭を削って寝食を惜しんでがんばっても稼げるイメージが湧かない(と少なくとも私は感じた)。
もし稼げている人がいるのならその一部の人が相当なやり手なのだろう。

とはいえどこかに呼び出されて、このように稼げる話しかしないその手の方々に囲まれたら、自分は冷静な判断ができるのだろうか…?
考えてみたが、自信がないと思った。

友人はそのビジネスに対して「どれくらい時間とお金と労力をかけれるか?」と質問されたそうだ。

結果として、友人はそのビジネスの勧めを断ち切れた。
話を聞き、友人が引っ掛からなかった理由は2つあると感じた。

ひとつは友人のことを想ってくれる人がいたこと。
そしてもうひとつは友人が多忙なヲタクだったことにある。

①友人のことを想ってくれる人がいたことについて

友人は勧誘を受けていることをたまたま身近な友人に話したそうだ。
話を聞いて「これはやばい」と感じた友人の友人は、また別な友人に相談をした。
その友人から直接連絡を受け、引き留められたそうだ。

この話を聞き「友人にこのような友人がいてくれて良かった」と思った。
私からも友人の友人たちに感謝をしたいと思ったくらいだ。(「何様だよ」と思われるかもしれないが、本当にそれくらいの気持ちで、これ以外にどう表現すれば良いか分からない。)

ただ、私自身は話を聞くまで友人のこのような状況に気付けなかったのはただ悔しいと感じた。

友人とはいつでも連絡を取れる関係ではあるとはいえ、週に何回とか高い頻度で連絡を取っているわけではない。

もし友人が悩んでいたり苦しんでいたとしてもSOSが見えない限り、こちらでは把握しようがない。
SNSで把握できる情報なんてたかが知れているし、そこで見えない本当の部分を知ることはできないのだな、と改めて感じた。

②友人が多忙なヲタクだったことについて

友人はビジネスに対して「どれくらい時間とお金と労力をかけれるか?」と聞かれたとき、「かけられない」と思ったそうだ。

別にそれだけのモチベーションがないとかではなくて、単純に時間とお金は既にあて先があるからだ。
というのも友人は、多忙なヲタクだ。

休日出勤をキメて昼から遠征先のライブへ向かうほどのバイタリティを持ち合わせている。

また、前提としてヲタクというのは「今」を大事に生きないと後悔してしまう可能性がある。

「今」という時間と、その「今」を楽しむためのお金。
これらを失ってでもそのビジネスをやりたいのか?と聞かれたとき、友人の答えはNOだった。

今回は友人が多忙なヲタクであることが結果として救いになったのだ。

--

理由をまとめると、友人はマルチビジネスに引っかからない環境に身を置いていたために大事に至らずに済んだ。
自分を引き留めてくれる友人と、何よりも優先したい趣味。

言ってしまえば、人間関係も趣味も自分で選ぶことができる。
もしその選択が少しでも違っていたら、何かしらボタンを掛け違えていたかもしれない。

今回友人はその選択によって救われたというハッピーエンドに終結したが、普段から私たちを取り巻く環境は生活に影響してくる。
人間関係から趣味に至るまで、さまざまなものが自分を救うかもしれないし、反対に自分を陥れるかもしれない。

いずれも救われたり陥れられてしてみないとその選択が正しいかどうかは分からないが、自分にとって大切なものを選び取ることが自分の人生に影響を与えることになりうるのだと気付かされた。

あと「まさかこんなところに…」ってところに実はマルチの巣穴が潜んでいたりするようなので、気を付けよう。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?