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【ずっと後輩でありたい】リモートワークの孤独とたたかう日記7/7

リモートワークをして過ごす日々を日記にしている。

今日からずっと楽しみにしていた私の家政夫ナギサさんの放送が始まった。
これから毎週火曜日を楽しみに生きられそうだ。

ずっと後輩でありたい

昔から、ずっと「後輩でいたい」という思いが強い気がする。
おそらく上下関係がはっきりし始めてくる中学生の頃から、この思いが強くなった。

理由としては
①自分が兄弟の中で一番年上のため、反対の年次が低い立場への憧れ
②中学時代の部活の後輩が全然言うことを聞かなかったトラウマ
③自分が人を引っ張っていく器量がないため
…など、挙げてみると自分の育った環境や性格の闇がどんどん溢れてくるので、これくらいにしておくが、私はどうやら「後輩」という立場が好きらしい。

身の回りの掃除や先輩の荷物持ち、部活後の後片付け。
飲み会の店予約や余興、お酌等…等が後輩の立場の役割として挙げられるものだと思う。
私はまさにこれらの雑務や雑用をやらせてもらうと、輝きを放つタイプだと自負している。

また別なエピソードとしては、大学時代にバイトを始めたら、ファストフードには高校生にして働いている子がいた。
「年下とはいえ先輩だ」と敬語で話していたら、その後に入ってきた年下の子に対してもタメ口を使うのはためらわれて、私は仕事関連の相手の方は全員に対して敬語で話さないと調子が狂うくらいになった。
(社内で後輩相手に敬語を使うことを笑われることもあるが、こんな理由である。)

それくらいには後輩としての立場にすっぽりと身を置くのが自分にとっては楽だ。

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そんなこんなで中・高・大と後輩から先輩の立場になるまでを一通り経験して、2017年におそらく最後に後輩の立場になれる社会人になった。

後輩という立場にいると、まだ何も分からないひよっこのため先輩に甘えて教えてもらえるという特権を使える。

社会人になったばかりの私は「今を逃すと後輩としての特権は当分使えない」と思ったのもあり、この特権を少々多用しすぎて、先輩方に結構(いや、かなり)迷惑をかけた。
言われた仕事もまともにできず、何度も質問をして、足手まといになったことは数知れず…。

先輩にいちいち質問してはつまずいて、仕事ができない私もえっちらおっちら時を経て今年社会人4年目になった。

社会人2年目には既に後輩ができ、先輩が辞めたため「後輩でいたい」なんて赤ちゃん返りするわけにもいかないし、後輩の日々成長する姿を見て「彼の頑張りに負けていられない」と自らを奮起して取り組んできた(つもりだ)。
今年もまた新卒がメンバーとして加入し、少しずつ自分の年次が上がっていっていると感じる。

年次が上がっていくにつれ気付いたことは「後輩の特権」を使ったら、きちんと使った分だけ将来に還元していかなければならないということだ。

今となっては一通りのことをいつの間にか誰にも聞かずにできるようになったが、それは全て何もかもを教えてもらっていた後輩時代があってこそだ。
何もわからず使い物にはならなかったかもしれないが、後輩として先輩におんぶにだっこだった頃に吸収したものがあってこそ仕事ができている。

そう思うと、後輩からの質問があればできるだけもう二度と迷わないように分かりやすく導いてあげたい。
さらに後輩へきちんと会社やチームのルールを共有していくことが、私が後輩として迷惑をかけまくった先輩方への贖罪なのではないかとも思っている。

とはいえ、「とりあえず田上さんに聞けば分かる」とか「困ったら田上に」みたいなポジションは自分が慣れていないのもありむずがゆさにずっと慣れない。

立場逆転で、一瞬でも後輩になれる方法はないだろうか、と最近ふと思った。





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