私が輝いた10の出来事を振り返ってみた
年末年始、2018年の振り返りをして2019年の決意を述べている人が多い中で、私はこれまでの人生を振り返ることにした。
このnoteを書こうと思ったきっかけとしては、年末最後の上司との1on1で「田上が今までの人生で輝いていた出来事は何か?」と聞かれたものの、答えられなかったことにある。
どういう環境下で、どう働くことによって強みが発揮されるのか?
社会人としては自覚していなければならないはずの、自分のスキルに関する話だ。
思えば社会に出て2年が経つ私は、学生時代であれば通用していたので「得意」だと思い込んでいたが、世間的には通用しない事柄が多いと知った。
そこで自分が得意だと思っていたはずのことを口に出すのは「その道のプロ」の方に申し訳なくなり、得意だとは言えなくなった。
私が得意なことって何だろうか。私が誰かに提供できる価値は何だろうか。
最近はそんなことを考える時間もあまりなく、「昔取った杵柄」よりもこれからのためのスキル取得のほうが大事なのではないかと考えていた。
しかしこれまで25年間生きていながら、自分が輝いていた瞬間を聞かれて全く出てこないというのは悲しすぎる。
そこで、年末年始はこれまでの自分の人生を省みて自己分析をしていた。
おそらく就活時代よりも深い自己分析をしたと思う。
(というか就活時代の自己分析は「自分の学生時代の行動をいかに就職希望先で有用なスキルとして魅せるか?」が問題だったので、今思えばそんなに自分を深掘りしていなかったと感じる。)
ちなみに性格診断などのコンテンツをたくさんやりすぎると、自分の嫌な部分が明らかにされて勝手に病むということを学んだ。
そんな自分の嫌な部分に焦点を当てて苦しくなったりしながらも、それでも「当時の自分は輝いていた」と言える瞬間を探してみた。
※正しくは自分が当時はイケていると思っていた出来事なので、今考えると「あの頃の自分は何がしたかったんだろうか」と胸が痛くなるものもある。
目次:
①飲み会の場所選びに強い
②アルバイトで掛け持ちするくらいタフな精神
③仮装大賞に出場した
④文章で褒めてもらった経験から書くことが好きになった
⑤好きな人のために尽くす
⑥対人耐性がある
⑦継続していくことで評価された
⑧暗記力を発揮する
⑨知らないことに飛び込んでいくチャレンジ精神がある
⑩落ち込んだときに自力復活できる
①飲み会の場所選びに強い
この点は上司から評価されている部分のため、迷わず1番目に記載(笑)
LISKULチームでは、毎月メディアに関して話し合う「合宿」を実施している。
合宿終わりにはチーム飲み会があるため、合宿場所の近くで居酒屋を探す。
現時点でその場所について、ハズレは引いていないと自負している。
〈この環境においての強み〉
・相手の求めているニーズやイメージのヒアリング
・情報を調べて最適なものを選択する
ちなみに店選びに関しては経験と実績に基づいた自分なりの方法があるので、店選びのコツのnoteを執筆中だ。
※1番目から仕事に全く関係ないことを自信を持って記載している自分に、自分で書きながら泣けてきた。
②アルバイトで掛け持ちするくらいタフな精神
学生時代、暇さえあればアルバイトを1日に2,3個掛け持ちしていた。
いろいろやったが、主に飲食店での接客業が中心だった。
最初は暇な時間をお金に替えることに喜びを感じてバイトを入れていたが、次第にバイト先の人たちに会うことに喜びを感じていった(完全に単純接触効果)。
いっぱい働くと仕事も覚えられるし、仕事ができるようになると楽しい。
シフト制のバイトで「あと1時間残って仕事してもらっても良い?」と言われると、(たとえ休んだ人の穴埋めだと分かっていても)頼られたのが嬉しくて引き受ける。
残ってくれと言われなくても、人が足りていないと感じると勝手に残って仕事をする。(マネージャーにはサービス残業をしないよう怒られるが、現場には感謝されるので「実際人が足りていないし、私は対価を求めていないんだから勝手にやらせておいてくれ」と思っていた。今考えるとヤバい奴である。)
ファストフードが8時間までしか働けないからという理由で掛け持ち先のバイトを増やした。
増やした掛け持ち先の居酒屋が日曜日はお休みで、日曜日だったら働けると思い別の居酒屋でも働いた。
とにかく仕事がしたくて仕方なかった。
6:00~15:00でファストフード/17:00~27:00で居酒屋
という生活をしていた時期が一番おかしかったと思う。
〈この環境においての強み〉
・仕事に喜びを見出して、時間を忘れるほど集中して取り組める
・長時間労働、サービス残業に関しての考えが寛容(ガバガバ)
・人から頼られることを喜びとして仕事をする
今思えば黒歴史。
しかし、今もこういう部分が自分に根付いていると感じる。
③仮装大賞に出場した
高校生の頃、SMAPの香取慎吾が好きだった私はなんとかして彼に会いたいと思い、そのときの最短手段ではないかと考えたため仮装大賞への出場を友人に提案。
テレビ出演を目指すこともあり、目立つのが好きな部活の友人に相談したところ「部活のチームメンバー全員で出よう」と話が大きくなった。
結果として、チームメンバー全員で札幌予選を通過してテレビ出演を果たした。
部活のチームメンバーを巻き込んで参加することになったため、親も総出となって部活先にも迷惑をかけた。
しかし親や学校の協力も得なければ仮装大賞に出場できなかったと思うので感謝している。
〈この環境においての強み〉
・目的を果たすために手段を選ばない
・相談相手を見極めて相談する
・いろんな人に手伝ってもらいながら物事を進める
④文章で褒めてもらった経験から書くことが好きになった
昔から文章を書くことは苦でなかった。
まわりのみんなが作文用紙最低2枚の壁にぶつかって悩んでいる中、私は5枚に渡る文章を書いていた。
小学4年生の頃、想像で随筆文を書くという国語の課題があり、「私の無人島日記」のテーマで書いた私の作品が表彰された。
担任や家族から勉強に関して褒めてもらった経験は、これが初めてだった気がする。
中学時代は毎日の出来事を振り返って日記を書いていた。
ホームページのブログを更新して友達が読んでくれるのも嬉しかった。
高校時代は、読書感想文で表彰された。
文章を書く世界で生きたいと思って、ラジオドラマのシナリオや小説を書いていた時期もある。
大学時代にはWebライターの仕事を知り、遠隔インターンでライターをしたりキュレーションサイトのライターをやってみたりした。
友人が読んでくれて記事内容を参考にしてくれたり、知らない人からも感想をもらえるのが嬉しかった。
私の文章は冗長で難しい言葉を使いがちで崩壊していると言われるし、読み返すと自分でもへたくそだと感じる。
それでも人から喜んでもらえた経験が自分の中で強くあるため、文章を書くことは好きなのだと思う。
〈この環境においての強み〉
・文章を書くことに関して抵抗がない、好き
・自分の持つ情報を人に発信する
・文章を通して人から喜んでもらうのを喜びとする
⑤好きな人のために尽くす
中学3年生の頃、自分のクラスが大好きだった。
好きすぎて週6日学校へ通っても良いと本気で思っていたし、「どうすればこのままのメンバーで一生一緒にいられるのだろう」と考えるほどにクラス愛が重かった。
そんな愛の重い私はクラス会の幹事になって、高校に入ったあとも何度か同窓会を企画した。
「もうみんなそれぞれの生活があるのだから縛ってはいけない」という小心者な思いからあまり自分からは発案できなかったため、友人から要望があった際に企画をするという流れだった。
テスト期間が近くても、友人から感謝されるのが嬉しくて準備を進めていた。
就職や進学の都合上、成人式に集まったのが最後になってしまっているが、また集まろうということになったらそのために実家へ帰ることも厭わないと思う。
またお世話になった人や、自分が恩義を感じる人に対してはその想いを態度で示そうと贈り物やサプライズを企画しがちだ。
相手に喜んでもらうために、相手の好きなものを調べて外さない方法を考える時間も好きだ。
〈この環境においての強み〉
・人を喜ばすための努力を惜しまない
・うまくいくための事前リサーチを入念にする
⑥対人耐性がある
昔から人とコミュニケーションをするのにストレスを感じないタイプだ。
そのためアルバイトではいろんな人と出会える接客業を選んできたし、人から話を聞くのも好きだ。
学生時代にはネットで出会った共通の趣味を持つ人とのオフ会にも参加したし、アルバイト先の居酒屋の常連のおじさんたちからよく飲みに連れて行ってもらっていた。
社会人になってからは、近所の銭湯に行ったことをきっかけに割烹料理屋を営むおばあさんの家でご馳走になったこともある。
社会人になってからはTwitterを通して多くの人に出会う機会が増えた。
そういった出会いにハードルを感じないのは、昔からいろんな人と出会って会話をしてきた経験があるためだと思う。
「袖振り合うも他生の縁」と思い生きている節があって、その後にも繋がる出会いが多いと感じる。
〈この環境においての強み〉
・初対面の人と会話をする
・知り合いがいない環境へ飛び込む
・誰に対しても物怖じせず、普段通りに会話をする
最初は「コミュニケーション能力」と表記しようとしたが、コミュニケーション能力については不安があるため、「対人耐性」と表記した。
また現在営業の仕事をしている中では、あまりこの「対人耐性」が活かされていないと感じる。
⑦継続していくことで評価された
世の中には、自分自身の努力次第で叶えられるものがいくらかあると感じる。
そのうちのひとつが自分が継続することで評価してもらえる仕事だ。
昔から何かを続けていくのは得意だった。
日記も中学時代から予備校生の頃まで書き続けていたし、「これをこの期間までやろう」と決めたら事情が変わらない限り成し遂げてきた。
大学時代、Webメディアライターのインターンには1か月あたりの記事投稿本数ノルマがあった。
テスト期間やその他活動に合わせて本数を調整できるため無理なく続けられたが、毎月継続してノルマ達成をしているインターン生が他に少なかったこともあり評価してもらえた。
結果としてメディアの副編集長の肩書きをもらいインターン活動ができた。
〈この環境においての強み〉
・継続する
・目標に向かってもくもくと取り組む
⑧暗記力を発揮する
昔から暗記が得意だ。
人の誕生日や仲良しの友人の家の電話番号などを必要以上に覚えていたし、得意科目は覚えたことをそのまま吐き出せば正解になるものだった。
特に物事の歴史を覚えることには自信がある。
高校生の頃、特段成績は良くなかったが歴史科目のみほぼ満点で成績上位者として名を連ねることができた。
また「過去にこの人がこんな発言をしていた」「こんなことをしてくれた」という事柄もわりと覚えているほうだ。
〈この環境においての強み〉
・物事を暗記→そのままアウトプットする
・過去の出来事を覚えている
⑨知らないことに飛び込んでいくチャレンジ精神がある
今まで経験したことないことや知らないことに関して物怖じせずに飛び込んでいくので他の人から「度胸がある」と言われることがある。
そもそも何かを新しく始めてみようと思うときはあまり深く考えていないのと、経験がないのに毛嫌いするのは良くないという思いからまず1度やってみようと考える。
学生時代のアルバイトは人から誘われたらいろいろやってみたし、就活においてさまざまな企業を知っておきたいと思ったためインターンは(1Dayなども含めて)30社近く経験した。
まわりの人が経験していないことにこそ価値があると思っていたので、進んでなんでもやっていた節がある。
こういった経験を増やしていったことによって、実体験として話せる事柄が増えたと感じる。
〈この環境においての強み〉
・はじめてのことに挑戦する
・まわりの人がやっていないことをする
・経験を知識にする
⑩落ち込んだときに自力復活できる
※「輝いた出来事」かと言われたら違う気がするが、失敗したときにどのようにマインドコントロールするかというのも重要な要素だと話を聞いたため記載。
覆水盆に返らず。
どうしようもない失敗をして落ち込むことがたまにある。
そういう場合、私は誰かに相談するよりもひとりで軌道修正をはかるタイプだ。
昔から人に心配をかけたくないと思っていたので、家族や友人に落ち込んだことをリアルタイムで伝えることはしない。
手帳などにミスの事象と自分なりの分析を書いて一通り反省する。
その後テレビを見たり、好きなものを食べたりしてゆっくり休めば回復できる。
過ぎ去って自虐のネタや笑い話にできるようになったら、人に話をして昇華する。(人からするとハードなエピソードもあるようなので、ストレスへの耐性も強いタイプなのかもしれない)
もし自分が人に話をしないと気持ちが落ち着かないという場合、話し相手がいないと困ってしまうだろうなと思ったので、自分の力だけで落ち込んだ気持ちを治す力があるのは大事だと感じる。
〈この環境においての強み〉
・落ち込むことがあっても乗り越える
・ひとりで気持ちを回復する
・自分の失敗談を語ることに抵抗がない
まとめ
(果たして仕事に活きるかと言われたら難しい部分もあるが、)私はこういう環境下で、こういう強みが発揮できると言える出来事を書き出してみた。
ちなみに学生時代の話が多すぎるので「いつまで学生時代を引きずっているんだ?」と思われそうなのを懸念したが、社会に出てからは全然輝いていない自覚があるため仕方ないと諦めた。
このnoteで過去の出来事を振り返った分、明日からもう少し自分のやってきたことに自信を持って生きていける自分でありたいと思う。
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