【仏教】有意義に毎日を過ごすコツ

まずは一度受け入れる

変わり映えのない毎日を無為に過ごすか、有意義に過ごか。感情を出す機会がなく同じことを繰り返すのは毎日を無為に過ごしている。一方で感情豊かな生活は毎日を有意義に過ごしている。

では、有意義に毎日を過ごすにはどうすればよいか。それは毎日を精一杯生きることである。つまり腹が立つことも楽しいこともすべて受け入れ、心の糧にすることである。

心はたくみなる絵師のごとし

腹が立つのは自分の思い通りにならなかったから。つまらないと思うのは自分がつまらないと思う心があるから。

心で思い描いたものがその感情となる。つまり、心如工画師(心はたくみなる絵師のごとし)である。出来事に感情はないが、心が描いたものが出来事と感情を結びつける。

たとえば学校での勉強について。授業自体に感情はないが勉強を面白いと思えば授業が楽しいものとなる。つまらないと思えばつまらないものとなる。

出来事と感情は別物

毎日の出来事に面白い、つまらないと感情を付け足しているのはその人自身である。

つまらない毎日の繰り返しに対して「無為に過ごした」と感じるか。もしくは楽しい毎日に対して「有意義に過ごした」と感じるか。

たとえ毎日同じことの繰り返しでも数ヶ月後、数年後も同じ生活をしているとは限らない。

つまらないと感じているのは自分自身の心であり、その出来事ではない。繰り返しの出来事であろうと毎日それができるのは貴重であり、またとない機会である。

鮮やかな人生をつくる

毎日を精一杯生ききることは感情をすべて受け入れることである。様々な感情豊かな毎日の積み重ねにより人生は彩り鮮やかとなる。それが自らの人生の役割を果たすことになる。

人生の役割を果たすまで、自らの命を無駄にすることはできない。

キーワード

心如工画師(心はたくみなる絵師のごとし)
思い通りにならないから腹が立つ
精一杯に生ききる

参照

こころの薬箱 / 大谷徹奘著

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