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『注文をまちがえる料理店』を読んでみた

2017年11月、あさ出版から出た『注文をまちがえる料理店』

インターネット上でも大きな話題となったこの本。

著者はテレビ局のディレクターさんである小国士朗さんです。


ここで書かれている料理店の一番の特徴は、

注文を取るスタッフさん全員が

認知症である

ということです。

そして

注文をまちがえて運んできたにも関わらず、

スタッフさんも、お客さんもみんな笑っている

「まあいっか」の笑顔が広がっている。

本当に驚きましたが、

なんて素敵な空間なんだろう、

私もそんな世界に触れてみたい!

ただその思いが募りました。

私は認知症について

何も知りませんでした。

その言葉や、たまにテレビなどで報道される

認知症の方の徘徊や暴言をしている姿を見て、

勝手に想像しているだけでした。

しかし、この本を読んで

確かに私の中で

認知症の方に対する認識が変わりました。

さらに、当事者の方や

それを支えるサポーターの皆さんのお話を

読み進めていくうちに、涙が溢れてきました。

なんの涙だったのかはわかりません。

もしかしたら、当事者の方が

今まで出来ていた当たり前のことが

出来なくなりながらも

必死に自分の居場所を探し、人として生きる

その姿に感銘を受けたのかもしれません。


この本を読んで、こんなに素敵な方達が居ることを

知ることができ、本当に良かったです。

この本に出会えたことは、

私の中で大きな財産となると確信しています。

今後も、プロジェクトの動向に注目するとともに

私も何らかの形で参加したいなと強く思いました。


忘れちゃったけど、まちがえちゃったけど、

まあいっか。















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