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おすすめのアニメPART2小林さんちのメイドラゴンシリーズ

アニメが世界を通して人気になり、誰もが簡単にアニメを閲覧できる今日、私がお勧めしたい作品があります。それはタイトルにもある通り、「小林さんちのメイドラゴン」シリーズです。この作品は1期「小林さんちのメイドラゴン」と2期「小林さんちのメイドラゴンS」の2クールあり、原作の漫画や外伝シリーズも絶賛発売中であり、どれも面白いです。では。この作品の魅力はいったい何なんでしょうか?個人的には、「ほのぼのとした世界観」、「異文化、異世界交流」そして「人とドラゴンの特殊な友情」この3つにあると思っています。まず一つ目の特徴、「ほのぼのとした世界観」です。ドラゴンと言えばなにもかもを滅ぼす人類を圧倒的に超越する力を持っていますが、この世界では高い戦闘力は有していても、日常的にはどこか抜けていて、なんとなくでも人間になじもうとする可愛い生物です。この作品はそんなドラゴンたちと小林さんをはじめとして、滝谷さん、才川、翔太くん、タケトたちとの和気あいあいとした日常を描くほのぼのコメディです。ドラゴンたちと人間との「イシュカン・コミュニケーション」が楽しめる一方で、ドラゴンたちには勢力(いわば派閥のようなもの)があります。その種類は大きく3つで、神を倒し調和のない自由な世界を目指す「混沌勢」、神や人間との調和を第一とする「調和勢」、そんな二勢力の戦いには参加せず、戦いを嫌ってただ傍観する「傍観勢」です。中心キャラクターのドラゴンでトール、カンナ、イルル、ファフニールは「混沌勢」、エルマは「調和勢」、ルコア(ケツァルコアトル)は「傍観勢」に分類されます。終焉帝の話によるとこのような勢力はもとからあったのではなく、人間の登場とともにドラゴンたちの中に人間とのかかわりの中で変化が起きたからだとされています。もとから神なしで自由な世界を望んでいたドラゴンは神と戦っていたが、人による神の信仰なども相まって神と調和しようとする調和勢と、戦いを望まず傍観する傍観勢が生まれたという。つまり、この作品の中の現在からもっと前からドラゴンの中で人との関係によって小さな諍いとともに、大きな変化が起き始めていることがわかったと思います。この変化がさらに広がった要因がトールが小林さんとともに暮らし始めたことです。いままで混沌勢のドラゴンは人間を殺すべき悪の存在と考えられたいたのを彼女が小林さんとの出会いを通して変えていったのです。このような深い話からもドラゴンの複雑な事情が分かると思います。しかし、このようなドラゴンたちの世界の情勢の変化とともに人間とともに平和に暮らすこのような世界が生まれたのだとすると、トールと小林さんによって起こされたこの変化は、ドラゴンと人間の積極的な交流と平和へのおおきな一歩に他ならないと私は思います。続いて2つ目は「異文化・異世界交流」です。この世界には時々、異世界の存在が関わってきます。例えば、ドラゴンは異世界から来た生き物ですし、異世界には見た目は奇妙でも味は確かな食材があったり、さまざまな種族が存在したり、いろんな薬があったりなどかなり現世にとって案外いい影響を及ぼす世界であることが分かります。また、ルコアさんやトール、イルルなどは異世界と現世とをつなぐゲートを開くことができます。トールはよくこのゲートを用いて異世界の食材を手に入れたり、小林さんのために風邪(いろんな病気のみを直す)の薬を探しに行ったりなど、彼女らにとっては行きやすい?世界ですが、ちなみにカンナやエルマは開くことができません。そんな異世界ですが、意外にも異世界、異種間交流は、たくさんあります。例えば、コミケにリアルの異世界の方が来訪したり、妖精が迷い込んだりなど今となってはかなり行き来が簡単で頻繁に出入りがあることが分かりますね。次に3つ目「人とドラゴンとの特殊な友情」です。これは1つ目にも2つ目にも深く深く関連しますが、この作品では特殊な友情関係が生じていることが分かります(ちなみにギブアンドテイクの関係もあります)。しかし、なぜ生じるのでしょう?トールとイルルは小林さんに助けられたことからです。カンナとエルマは、トールを追ってきたものの、もとの世界に帰れず、ともに小林さんと近い存在になることで友情が芽生えました。また、カンナは小学校に通ってからは才川リコと友達になり、この後イルルも才川と仲良くなって、3人で一緒に遊んでいる。ルコアさんは翔太くんの召喚の魔法で危険な悪魔から守るために代わりに召喚されてから、翔太くんとあたふたはしつつも頼りがいのある翔太くんと友情とともに彼女自身が長年失っていた居場所を見つけることができました。ファフニールさんはトールに小林さん宅に呼ばれてから、滝谷のしていたゲームに興味を持ち、それからは滝谷の家で引きこもり、ゲームまたヲタク生活を全う中。このようになにかのちょっとしたきっかけから朧塚の人たちのいいところに触れ、共存してくことを選んでいきます。これは彼らとギブアンドテイクの関係であるだけではなく、何かしらの特殊な友情が生まれたからにほかなりません。しかし、これは周りと関わることで自分の知らないことを理解しようとしたドラゴンたちと、それを温かく迎えてくれた人間たちによる奇跡に近いものだと思います。最後にまとめると、この「小林さんちのメイドラゴン」という作品はひととドラゴンのなにか不思議なでもほっこりする日常アニメで、実はその裏には深い特別な事情が存在し、みんなでそれを乗り越えて共存することを肯定し合い、そんな人間関係的にも学べることがいっぱい溢れているアニメだと思います。なのでみなさんもこの作品を楽しんで、元気をもらい、人としての他との関係を少しだけ見直してみるのはいかかでしょうか?

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