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同人初心者が2週続けてイベントに行ってきた

 こんにちは、しおさいです。
 5月後半は忙しい日が続き、noteの記事も動画も新しいものが全然出せなかったので、6月は頑張ります。

 ……さて、忙しいといいながら5月後半は同人イベントに行ってきました。
 2週連続で。

 イベント参加経験はない、ライブのBDを買ったからお金もない、課題に追われていて時間もない、という3ない状態です。何考えてるんだか。

 とはいえとっても楽しかったので、今日はまとめてレポートにしていきたいと思います。まだイベントに行ったことがない方の参考になれば幸いです。


05.21(Sun) 文学フリマ東京36@東京流通センター

 まずは、5月21日に東京都大田区の東京流通センターで開かれた「文学フリマ東京36」についてです。
 文学フリマをご存じない方のために一応説明しますと、

文学フリマは、作り手が「自らが〈文学〉と信じるもの」を自らの手で作品を販売する、文学作品展示即売会です。
小説・短歌・俳句・詩・評論・エッセイ・ZINEなど、さまざまなジャンルの文学が集まります。
同人誌・商業誌、プロ・アマチュア、営利・非営利を問わず、個人・団体・会社等も問わず、文芸サークル、短歌会、句会、同人なども出店しています。参加者の年代は10代〜90代まで様々です。

文学フリマ 公式ホームページより

という感じ。つまりこれは「文学」に特化した、文学好きが集まるイベントです。商業誌も販売対象に含まれているので厳密には「同人誌即売会」ではないんですね(今更知った)。
 昨年秋の「東京35」の告知を見て興味を持ったのですが、受験生だったので行けず、今回が念願の初参加です。

 会場へ行くために、浜松町駅からモノレールに乗ります。「空港快速」が頻繁にやってきますが、羽田空港まで連れていかれるので、乗らないように。降りるのは3つ先の流通センター駅です。
 余談ですが、京急本線の平和島駅から20分歩いても会場にたどり着けます。モノレールは運賃が少し高いので、体力に自信があって交通費を節約したい方は、この方法を試してみてもいいかも。ただし5月後半は暑さもあってちょっとしんどいです。

 人ごみをかき分けて会場に到着です。パンフレットをもらってホールに入ると、ずらりと並んだ机の上に積まれたたくさんの本と、数えきれないほどのそれを売る人、買う人。開始からすでに2時間ほど経っていましたが、来場者の増える勢いはとどまることを知らず……しばらくしてから、8500部あったパンフレットがすべてなくなったとアナウンスがありました。
 事前にカタログを見ていくつかのブースに目星をつけたものの、ひとまず全体を見てみようということで、会場を一回りです。小説、ノンフィクション、評論……と、様々なジャンル、色とりどりの本が並んでいます。作り手の方々がそれぞれ工夫して作品を目いっぱいアピールしよう、という熱意が伝わってきました。
 でも、予算は限られていて僕が買えるものはほんのわずか。見本誌の立ち読みだけして去るのもなんだか申し訳なく、またそうしてしまったときの反応を見るのが怖くて、積極的に近づくことができませんでした。見逃した作品たちの中にもきっと素敵なものがたくさんあったでしょうに、残念。
 しかし、即売会という作り手の顔が見えるイベントだからこそ、いろいろな人たちとの関わりが生まれて、新しいつながりを持つことができるわけで。今回は申し訳ないことに買えないけど、次回は絶対に!という心持ちでいたいです。せっかく来たイベントで嫌な思いはしたくないですから。

 そんな中で買ったのがこちらの4冊です。

  • 『法政文芸』13号(法政大学国文学会)

  • 『若木文學』2023(國學院大學文藝部)

  • 『OUT14』(早稲田文芸会)

  • 『奏風』(中央大学文学会)

各大学の文芸部や文学関連の部会が発行する本をいくつか買ってみました。どれもこだわりを持って作り上げられていて、自分もこんな風に素敵な作品を書けるようになりたい、という気持ちを高めてくれました。
 それ以外のサークルにはほとんど立ち寄れず、本も買わなかったのですが、唯一、福島太郎さんの「福島文学」のブースには行きました。またお会いする機会があったらいいなと思います(福島県に強いつながりのある身としては、ね)。

 11月には「東京37」があります。今回の反省(?)を生かして、たくさんの作り手の方々とつながっていきたいと思います。バイトして資金も稼がねば。
 目標、来年春の「東京38」で本を出す。よろしくお願いします。


05.28(Sun) IDOL STAR FESTIV@L10@横浜マリネリア

 文学フリマのわずか1週間後、今度は横浜市の産貿ホールで「IDOL STAR FESTIV@L」があったので行ってきました。以下通称の「ISF」で書いていきます。

 ISFは、「アイドルマスター」5ブランドのうち765プロの2ブランド(765ASとミリオンライブ)オンリーのイベントです。765プロのアイドル(または事務員)を題材とした二次創作作品が頒布対象になっています(条件を満たす作品が1点以上あれば他タイトルの作品も頒布OKだそうで)。
 先着いくつかまでなら必ずサークル参加側に立てる文学フリマと違い、ISFは抽選で参加できるサークルが決まります。つまりここは、激戦を潜り抜けた猛者たちの集いです(大袈裟)。

 会場である産業貿易センターは根岸線の関内駅から歩いて15分ほど、みなとみらい線の日本大通り駅から5分ほど。すぐ近くに大さん橋や山下公園があり、イベントついでに横浜観光というのもなかなかよさそうです。おしゃれな建築物もたくさんあって、歩くのが楽しいところでした。

 会場に着いてまずパンフレットを買います。入場無料の文学フリマを経験したばかりに1500円のパンフレット代にはちょっと二の足を踏んだのですが、相当作りこまれていたので文句はありません。記念品としてもよいものです。
 ホールに入ると、文学フリマとはまた違った空気感が漂います。まずDJブースがあることからして違いますね。サウンドチームの方々が音楽で会場を盛り上げてくれていました。
 ぐるりと見まわしてみると、あちこちに立っているアイドルのイラストが使われたポップが目に留まります。どのサークルも凝っていて面白いです。こういうときに「絵が描けるといいよなあ」と思ったりします。
 パンフレットを見ながら、限られた予算の中でとりあえず買いたかったものだけは確保しておこう、と目星をつけたブースに突撃です。序盤で売り切れたところも何か所かあったようなので、喉から手が出るほどほしいものがあればスタートからいたほうがいいかもしれませんね。ひとまず2冊ゲット。
 文学フリマの項で、イベントでは新しいつながりができることがいいと書きましたが、それに加えて、いつもインターネットで画面越しに作品を拝見しているクリエイターの方々とお会いできることも、同人イベントのいいところです。感謝を伝える機会として、こうしたイベントにはガンガン参加していけるといいなと思いました。

 ということで、買ったのはこちらの2冊。

  • 『In Parallel With You』(合同本/主催:R.A.Fさん)

  • 『You're my 1st priority!』(霧崎さん)

どちらもpixivでサンプルを拝見して刺さり、実際に読んでもう一回刺さりました。
 イベントでたくさんの作品に触れてみて、キャラ崩壊させずに自然に二次創作の作品を作れる人は本当にすごいな、と感じました。アイマスを愛し、よく理解している方々だからこそできるのだと思います。僕はその領域に到達するにはまだまだ遠いですが、もっともっとアイマスに触れていつかはこうなりたいと思いました。


 どちらのイベントも、いいものがたくさん見られて面白かったですし、いちクリエイターとしても創作意欲の上がる、よいイベントでした。
 両方とも次は11月だそうです。この記事で興味を持って参加していただけるとうれしいです。

 これからも創作を頑張ります。
 それではまた!

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