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バインミー百科事典/その9 パテ+叉焼+ハム+豚肉そぼろ+パパイヤサラダ+胡瓜+パクチー バインミー


わかりにくい入口

初めて店の中で食べたバインミーです。RURAL TONKIN & Banh Mi Nhé。
TONKINは昔のハノイの地名で漢字で書くと東京です。ハノイの懐かしい田舎料理とバインミーね、みたいな意味でしょう。Nhéはベトナム語でも「ね」です。
店の中は窓辺に藁が敷き詰めてあったり、そういう雰囲気がそこはかとなく感じられます。
入口が分かり難く、狭い階段を上がった2階に店があります。それで客席の一番奥は歩道の上という位置関係。歩道に柱はないので自己増殖空間になっています。ジャンプ厳禁。
 

めくるめくメニュー

ホアンキエム湖の東側で旧市街には含まれませんがガイジン観光客が歩き回るエリアなのでメニューには英語で様々な地元料理が並んでいます。フォーが65k.ドン≒400円はちと高い。
ワタシより若いという意味で若いオンナの人が一人でやってました。発音が良すぎて聞き取れないほどの英語。
 
名前に惹かれパパイヤサラダ入りバインミーを注文しました。君たちキウイパパイヤマンゴだったっけ
パパイヤやマンゴーはこっちではサラダによく入れます。甘味の中に酸っさが残るくらいのものが野菜とよく合います。そのパパイヤ入りバインミーの味は如何に。
 

ほとんどパクチー

外観はパンの背中の筋に特徴がありました。長手方向に一直線。切れ目からはパクチーが若干はみ出す程度で見た目もウツクシイ。
中を開くとパクチーがこれでもか、っていうくらい詰まっています。作っている途中で、コレ入れる?ってわざわざ聞きに来ました。
パクチーがダメな人がベトナム料理店に来るんだろうか。寿司屋に山葵がダメな人は来るけど、刺身がダメな人は来ないだろう。
 
パパイヤサラダは奥に隠れて見えません。食べるとハムや肉の重たい味の中から甘く冷たいパパイヤが現われ出ます。この組み合わせは悪くありません。悪くないというのはいいという以上にいいという意味です。
何か一つの際立った味というより全体をパンと一緒に食べるウマさ。これがバインミーのウマさかぁ!っと思わず叫びました。ココロの中で。
 
最近バインミー屋を見分ける目がついてきたのか、ここ4,5軒ハズレがありません。どれもウマい。
ガイドブックに載るような有名店にはまだ行っていません。並んでまで食べたくないのでいつ行くかわかりません。

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