見出し画像

バインミー百科事典/その3 パテ+激辛ソーセージ+ベトナムハム+輪切りキューリ+魚醤ダレバインミー


バインミーは元々はパンの意味です。Bánhは餅、mìは小麦粉なので小麦粉の餅。
それがいつの間にかサンドイッチの意味にもなりました。ご飯が元々米の飯だったのが食べ物全部を指すようになったのと同じ。パンは食べたけどバインミーは食べてない、みたいな言い方をベトナム人もするんだろうか?
 
これはウチの近所のいつも家族連れで賑わっているステーキ屋の一画で売られている持ち帰りバインミーです。ステーキとかシチューにフランスパンが付いてくる店。
人気店なのでさぞかし旨いだろうと思って食べたら他とかなり違う味でした。
ニンニクと唐辛子がガンガン入った激辛ベトナムソーセージの薄切りと、原材料不明の蒲鉾のような練り物系がかなりアクの強い主役です。
 

店の外観 建物も高いが街路樹も高い

外とアクリル板で仕切られた注文口があり壁に値段表が貼ってあってバインミー以外の料理もTake awayできるようです。
中に座っているキュートでヤングなおジョーちゃんに注文すると、パンに素早くパテを塗って主役を並べて輪切りのキューリを載せて、最後に焦げ茶色のたぶんヌォックマム/魚醤系のタレをかけて、具もパンも温めずモノの30秒もしないで完成っ。タレをかけるかどうかはどこでも必ず聞かれます。嫌いなベトナム人もいるんでしょう。
そのタレが舌に痺れる感じ。全体にクセのある味と匂いです。キューリで和らげている。もちろんnot badでした。ここもなんと20k.ドン≒120円。安っ!!
 
この店の周辺は警察の本庁舎や美術大学、国際展示場が建ち並ぶ文武両道エリアで、ガイドブック片手の観光客が大勢来る場所ではありませんが、壁に貼ってあるメニューには英語も添えられています。若干意味不明だけど。
バインミーはこれ1種類でそこに書いてあるJambonってなんや? と思って後で調べたらフランス語?でハムの意味でした。あの練り物のことか。鶏のムネ肉のような色と食感。
 
 
ところでラグビーワールドカップが始まりました。ベトナムのラグビー人気はニッポンのカバディ人気程度です。話題になる気配なし。
昨日は夕方に散歩して途中でバインミーを買って、ひとりテレビの中継を見ながら食べました。ケッコウ絶叫したので周辺住民はナンのこっちゃと思ったでしょう。オツカレさまでした

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?